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株式会社ゼフィール |
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犬の服 i-dog |
母の小さな工場を受け継ぎ、下請加工業…中国への業務移転でピンチ! |
代表取締役の長谷川悦子さんは、20年にわたり大手服飾メーカーに勤務していたが、1989年に退社し、母親が営んでいた縫製工場を継ぐ形で株式会社ゼフィールを創業。勤務先であったスポーツウェアメーカーなどの下請けとして縫製を受注していた。しかし、そのころから徐々に日本の繊維業界は、人件費の安い中国などに加工の拠点を移し始めた。
「下請の仕事だけでは、生き残れない」危機感ばかりが募る毎日であった。
娘のささいなひとこと…伸びゆくペット市場に注目 |
そんな折、IT関連の仕事をしていた長女の奈美さんが一言。「ペットブームで、犬用の服が流行ってるらしいよ」そこで、長谷川さんは試しに、片手間の副業のつもりでTシャツを作成し、ネットで売ってみたところ、即日完売。2000年のことである。
「これはいけるかも…?という手ごたえは十分にありました。戦略的にいこうと、慎重に事業化を進めました
2002年、ネットを通じて、Tシャツやトレーナーなど簡単なもののオーダーメイド販売を始めた。商品企画や、生地の調達、価格の設定など、下請け時代には経験しなかった仕事が次々に押し寄せる。長谷川さんは試行錯誤しながら、ひとつひとつ片付けていった。
翌2003年には、奈美さんとともにホームページ「犬の服 i-dog」を立ち上げた。オーダーをたくさん手がけることで、犬の体格に関するデータもそろってきた。
やがていくつかのペット商品メーカーからオーダーが入り、委託加工をはじめ、事業が軌道に乗ってきたところで、既製服販売に転換した。
このころ、長谷川さんがペットショップなどを見てまわりながら感じていたこと…それは、工場で企画しネットで即売する手法は、とても効率がいいということ。
「商品企画が通ったらすぐに、ネットで発表できます。うちには4匹のモデル犬が常時出勤していますので、彼らにサンプルを着せてすぐにHPで販売しています。これは、工場で作って直販している、うちにしかできないことです」
2004年には楽天インターネットショッピングモールに出店。するとたちまち評判が広がり、1日12,000hitを記録する人気ページに急成長。「福袋」を出したときには、700個用意した5,000円の福袋が、1日半で完売するほど。ペット市場が急成長する中で、「犬の服 i-dog」は、犬のファッションを牽引するリーダー役を果たすことになった。
現在、同社では、23人+4犬が社員として勤務。100種類を超えるファッションアイテムは、人間の流行を取り入れた普段着が2,000円前後と手に入りやすい低価格。ほかにも、帽子やウエディングドレス、浴衣や紋付はかまなど、アイデアあふれる商品の品揃えが豊富である。
ネット販売と同時に、全国のペットショップへの卸売り、OEM(相手先企業のブランド商品)も行っている。また、防虫加工を施した生地や、犬用おやつなど、オリジナル商品の開発も手がけ、他メーカーとの差別化をはかっている。
「愛犬の幸せな生活を応援し、機能性の高い商品開発や研究を進めていきたいと思っています」
犬の生活のトータルコーディネートを目指す株式会社ゼフィール。今日も人と犬とが仲良く出勤し、忙しく働いている。












