樋渡 啓祐(ひわたし・けいすけ)

【生年月日】
昭和44年(1969年)11月18日、朝日町川上 生まれ

【学歴・職歴】
平成5年
東京大学経済学部卒業
同年
総務庁人事局(現総務省)入庁
平成6年
総務庁長官官房総務課
平成8年
沖縄開発庁振興局調整係長
平成9年
内閣官房(中央省庁再編基本法準備室)
主査(外務省等担当)
平成10年
内閣中央省庁等改革推進本部事務局主査
(総括班)
平成12年
内閣府(沖縄新法準備室)参事官補佐
平成14年
総務省大臣官房管理室(公益法人改革担当)
参事官補佐
平成15年
高槻市市長公室長(総務省から出向)
平成17年
総務省大臣官房秘書課課長補佐
(総務省を退職)
平成18年
武雄市長(現在に至る)
平成19年
関西大学客員教授(現在に至る)

【趣味】

  • 料理(イタリア・タイ料理)
  • 旅行(延べ40か国)
  • 音楽(何でも。CD1000枚以上)

【好きな言葉】
皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ(日露戦争時、東郷平八郎連合艦隊司令長官が世界最強であったロシア・バルチック艦隊に挑むときに発した言葉とされる。)

今、武雄は元気だ。
1300年を誇る古湯、3000年の大楠、90の窯元に、そして、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」やドラマ「はだしのゲン」のロケ地に選ばれた景観美。この小さな温泉のまちで、平成18年に当時、36歳で全国最年少市長になったわけだが、早撃ちマックさながら、さまざま手を打ってきた。

その結果、観光客は前年同月比で15パーセント、泊り客は10%増え、全国から首長や議会の視察も相次ぐ。問題はいつまでこの勢いを持続されるかだが、私自身は楽観視している。

なぜか。それは、スピード感と笑いを行政に持ちこむことを続けていれば、そんなに狂いはないと確信しているからだ。

レモングラス
まず、スピード感だが、平成19年の暮れに、いきなり、東南アジアのハーブである「レモングラスを植える!」と議会で宣言して、ちょうど1年経ったが、5800株の苗がすくすく育ち、収穫祭も行い、レモングラスティ、レモングラスゼリーを始めとする食品、レモングラス・バスソルト、レモングラス畳などの加工品などがすでに人気を博しており、平成20年の夏までのストックがすでに無くなってしまった。平成20年は新たに1万株を植えようと計画している。

(記事は西日本新聞)

このレモングラス快進撃を支えているのは、役所では営業部レモングラス係だ(平成20年4月にはレモングラス課に格上げしたい。)。民間では、レモングラス生産農家、レストラン、個々の事業者が担い手だ。なぜ、レモングラスなのかとよく問われるのだが、答えは二つ。一つは、絶対に世の中に受け入れられるという信念、そして、地球温暖化のおかげだ。もちろん、地球温暖化は悪い。しかし、悪い、悪いって言って何が変わるだろうか。地球温暖化を逆手にとって何かができないか。

そうだ。レモングラスだ。武雄でも地中温度が1度ほど上がっているらしいので、できるのだ。しかも、日本で最初、徹底的にやることだ。レモングラスの生育で分からないことだらけだったので、レモングラス係の職員を二人、タイに派遣した。

みんなでレモングラス同盟を作って、レモングラスが日本をジャックするように仕掛けていきたい。

行政に笑いを
武雄といえば、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」で一躍脚光を浴びたが、ずっと脚光を浴び続けるのは不可能だ。

史上最年長アイドルGABBAのCDデビュー、 看板撤去、新駅のデザイン、日本最大のまちなか写真展(TAIZO+TAKEO展)、九州三湯物語、パパママ職場拝見、公用車のネットオークションなどいろいろ仕掛けてきたが、できるだけ、そこに「笑い」を持ち込みたい。武雄商工会議所が全面的にバックアップしているのは心強い。

「行政に笑いを」というのは不謹慎かもしれないが、せめてイベントだけでも、またその会議の中に笑いを入れたい。四角四面で笑いがないと息が詰まるし、意見の対立が尾を引く。また、長続きしないと思うのだ。

私は大阪での勤務経験を持つ。関西の最大の優位性は、そう笑いなのだ。普通の人が笑いを取る。オチをつける。こういうセンスを四角四面の佐賀に導入したい。この辺の感覚は、意外かもしれないが、総務省の岡本信一調査官ら優れた官僚にも大いに学んだ。

1月末に本を出します。
ベネッセがそういう話をどこからか聞きつけ、「じゃ!面白いから本を書いて」となり、度重なる依頼攻勢にめげて、書き上げてしまった(笑)。その名は、「「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論」とな。長い。この名前は、ベネッセの執行役員で、かつ伝説的な編集者の伊藤さんが付けてくれた。

無名の私に、由布院の玉の湯社長の桑野和泉さん、女優の真野響子さん、写真家の不肖・宮嶋茂樹さんたちが応援していただいて、1月末に全国の書店に並びます。並ばなかったらぜひ注文してくださいね。
ウェブではこちら(楽天ブックス)http://item.rakuten.co.jp/book/5294150/です。

とにもかくにも、市長という仕事は楽しくて仕方がない。さらにヒートアップして、地方から我が国日本が元気になれるように、頑張ります。とにもかくにも、東京や大阪だけではなくて、我ら自治体は日本1800の細胞なので、一つの自治体(細胞)が元気になれば、他の自治体にどんどん広がるし、そうすれば、日本全体が元気になれると思うのだ。

これからも突っ走っていきたい。私の思いは、ほぼ毎日ブログ「武雄市長物語」で。