低金利で利用できるカードローン!銀行・消費者金融別のおすすめ商品をピックアップ

世の中にはさまざまなローン商品があり、利用者は審査を通過することでお金を借りられるようになります。

なかでも、利用限度額の範囲内なら何度でも借入できる「カードローン」は、消費者金融でも銀行でもその他の金融機関でも提供されている人気の商品です。

もしカードローンを利用するなら、少しでも低金利で利用するのがカードローンおすすめです。返済総額を抑えてお得に借入できるでしょう。

本記事では数ある中でも、低金利でおすすめできるカードローンをランキング形式でご紹介します。

低金利

低金利のカードローンはどれ?上限金利や下限金利が低いおすすめの消費者金融

低金利のカードローンを探すなら、意外かもしれませんが、まずは「消費者金融」を探してみましょう。

銀行やカード会社と比較して上限金利は高めの設定ですが、下限に近い金利が適用されればお得に返済できます。さらに、消費者金融では初回の利用に限って「無利息期間」を利用できる点もメリットです。

うまく利用することで銀行カードローンやカード会社のカードローンより返済総額を安く抑えることも可能でしょう。

ここからは、数あるなかでも低金利または無利息期間が利用できる等の特徴があるおすすめの消費者金融カードローンを紹介します。

プロミスは競合の消費者金融よりも上限金利が低め

金利比較+おすすめポイント

  • 上限金利が17.8%と競合の消費者金融よりも低い
  • 無利息期間をフル活用して金利を抑えやすい

プロミスはアコムやアイフルに並ぶ大手消費者金融であり、上限金利が17.8%と低い設定になっていることが特徴です。

初回の借り入れでも他社より低金利で借入できるメリットがあるので、低金利カードローンを探している方にとって有力な選択肢になるでしょう。

また、無利息期間のサービスも秀逸で、初回利用日の翌日からカウントが始まります。契約後に借入しないで様子を見ている方でもフルで30日の無利息期間が利用できるのが強みです。無利息期間中に完済できれば何度借入しても利息がかかりません。

金利(実質年率) 4.5~17.8%
借入限度額 500万円
融資までのスピード 最短3分
申し込み条件 年齢18~74歳のご本人に安定した収入のある方
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
担保・保証人 不要
無利息期間 初回借入日の翌日から30日

アコムは初回の契約なら最長30日まで無利息なのでお得

金利比較+おすすめポイント

  • 無利息期間中は金利ゼロで借入できる

アコムでは他社と同様に無利息期間のサービスを提供しており、初回契約の翌日から30日間であれば利息負担ゼロで借り入れができます。無利息期間を無駄にしないためにも、契約後すぐに借入することをおすすめします。

またアコムでは、クレジットカードとカードローン機能が一体になった「ACマスターカード」を提供しています。プラスチックカードでもバーチャルカードでも利用できて年会費が無料、最短即日でカード発行ができるという特典が満載のクレジットカードです。

アイフルは銀行カードローンにも対応した「おまとめローン」を利用できる

金利比較+おすすめポイント

  • 「おまとめMAX」では銀行カードローンやクレジットカードのリボ払いでもまとめられる
  • 最長30日間の無利息期間がある

アイフルの金利設定は3.0~18.0%と消費者金融としては平均的な数値ですが、他社よりも使い勝手の良い「おまとめローン(おまとめMAX・かりかえMAX)」を提供している点に強みがあります。

おまとめMAXを利用すると他社の複数の借入をアイフルで一本化することができ、毎月の返済が今までよりも安くなります。複数の借り入れが1ヶ所になることで管理が楽になり、毎月の返済額も減少します。

またアイフルの魅力として「銀行ローン」「クレジットカードのリボ払い」までまとめられることが挙げられます。競合の消費者金融のおまとめローンは銀行ローンが対象外になっていることが多く、銀行ローンもまとめられるのはアイフルのおまとめMAXの大きな魅力といえます。

金利(実質年率) 3.0~18.0%
借入限度額 800万円
※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です
融資までのスピード 最短20分
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合があります
申し込み条件
  • 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方
  • アイフルの基準を満たす方
担保・保証人 不要
無利息期間 初回契約の翌日から30日
※はじめての方

レイクは長期の無利息期間が2種類も用意されている

金利比較+おすすめポイント

  • 5万円まで180日という業界最長クラスの無利息期間を利用できる
  • WEB申し込み限定で60日間の無利息も利用できる

    レイクの金利は4.5~18.0%と、他の消費者金融と比較して決して低いほうではありません。しかし、他社とは一線を画す無利息期間の設定がある点にメリットがあります。

    まず、初回の5万円までの借入金額について、最長180日という長期間の無利息期間が利用可能です。またはWEB限定ながら、初回の借入全額について60日の無利息期間を選択することもできます。

    一般的な無利息期間は30日くらいであることを考えると、いかにレイクの無利息期間が長いか分かるでしょう。

    またレイクでは利用者の勤務先に対して原則として在籍確認を行いません。会社バレを防ぎたい方にとっては非常に魅力的でしょう。(例外的に職場に電話がかかることはある)

    金利(実質年率) 4.5~18.0%
    借入限度額 500万円
    融資までのスピード 最短25分
    (Webなら21時までのご契約手続き完了で)
    申し込み条件
    • 満20歳~70歳
    • 国内居住の方、日本の永住権を取得されている方
    担保・保証人 不要
    無利息期間
    • 契約の翌日から最長60日
    • 5万円まで契約の翌日から最長180日

    SMBCモビットはWEB完結申し込みを利用すると在籍確認の電話を回避できる

    金利比較+おすすめポイント

    • Tポイントを返済に利用できる
    • WEB完結によって在籍確認の電話連絡を回避できる

    SMBCモビットの金利は、決して低い設定ではありません。ただ、ほかの消費者金融にはないメリットとして、返済にTポイントを利用できるという点があります。

    SMBCモビットでは返済利息200円につき1ポイントのTポイントが貯まり、それを含めたTポイントを1ポイント=1円として返済に利用することができます。

    現金が足りないときにTポイントで返済できれば、毎月の返済負担を減らせるでしょう。

    また、SMBCモビットではWEB完結の仕組みを利用することで職場への電話連絡を原則回避することができます。

    「ポイントを使って返済したい」「職場への電話がかかるのはできるだけ避けたい」と考えている方にはおすすめです。

    金利(実質年率) 3.0~18.0%
    借入限度額 800万円
    ※借入限度額は審査によって決定いたします
    融資までのスピード 審査は最短30分
    ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
    申し込み条件 年齢が満20歳~74歳の安定した収入のあることが条件となります。
    ※派遣社員、パート、アルバイトまたは自営業の方も申込できる
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    ダイレクトワンは大手よりも長い55日間の無利息期間がある

    金利比較+おすすめポイント

    • 初回借入日の翌日から55日間の無利息期間がある

    ダイレクトワンはスルガ銀行グループ傘下の消費者金融で、ほとんどの大手消費者金融よりも長い「55日間」の無利息期間を利用できます。カウント方法はプロミスと同じく「初回借入の翌日から」なので、契約してから初めての借入まで時間が経過していたとしてもフルで55日間の無利息が適用されます。

    ここまでの優良なサービスを提供できるのは、スルガ銀行の傘下であることが大きいでしょう。独立経営をおこなう他社と比べても資本力が高いことで、中堅企業らしからぬサービスの良さを実現しています。

    全国のセブン-イレブンやファミリーマート等のコンビニATMで借入金を引き出せたり1万円の少額から借入できたりと、利便性の高さも光っています。

    金利(実質年率) 4.9~18.0%
    借入限度額 300万円
    融資までのスピード 最短即日
    申し込み条件 20歳~69歳までの、安定した収入のある方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 初回利用日の翌日から最長55日

    ベルーナノーティスは何回も利用できる無利息期間サービスがある

    金利比較+おすすめポイント

    • 最長14日間の無利息期間を何度でも利用できる

    ベルーナノーティスは、東証プライム上場企業のべルーナの傘下に属する消費者金融です。大きなメリットとしては、何度でも利用できる無利息期間の存在があります。

    無利息キャッシングサービスの対象のお借入

    • ベルーナノーティスのカードローンでの初めてのお借入
    • ご完済後、前回無利息キャッシング適用のお借入日から3ヵ月経過した再度のお借入

    引用元:ベルーナノーティス|無利息キャッシング(金利0円)サービス

    一般的な無利息期間は「初回の契約の翌日」「初回の出金日の翌日」から一定期間のみで、その後は適用されません。

    しかし、ベルーナノーティスに関しては前回の無利息適用から3ヵ月が経過した再度の借入であれば無利息期間が適用されます。

    1回の無利息期間は14日と短いですが、何度も利用できるという他社にないメリットは非常に魅力的です。

    金利(実質年率) 4.5~18.0%
    借入限度額 300万円
    融資までのスピード 最短即日
    申し込み条件
    • 20~80歳までの安定した収入のある方
    • ベルーナノーティスの基準を満たす方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 最長14日間※再利用可能

    オリックス・クレジット「オリックスマネー」は2022年からサービスを開始した貸金サービス

    金利比較+おすすめポイント

    • 金利が1.5~17.8%と低金利
    • 会員限定特典が目白押し

    オリックスマネーは、2022年からサービスが開始された新興の貸金サービスです。多くの大手消費者金融の上限金利である18.0%よりも低い17.8%の上限金利が設定されており、低金利カードローンをお探しの方にもおすすめです。

    オンライン本人確認サービスを利用するとWEBで申し込み手続きを完了させることもできます。

    さらにオリックスマネーでは以下のような会員特典が充実している点もメリットです。

    • オリックスレンタカーの基本料金を優待価格で利用可能
    • オリックスカーシェア新規入会で「ICカード発行手数料無料」「月額基本料2ヵ月無料」「2,200円分の時間料金無料×2ヶ月」の特典
    • 個人向けカーリース新規契約でAmazonギフト券2,000円分プレゼント

    返済方法が豊富な点もメリットで、インターネット返済、スマホATM、口座振替、銀行振込、カード入金の中からご自身のライフスタイルや好みに合わせて選択できます。

    金利(実質年率) 1.7~17.8%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード 最短即日
    申し込み条件
    1. 日本国内に居住
    2. 年齢満20歳以上かつ69歳までの方
    3. 毎月定期収入がある方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    低金利なら銀行カードローンがおすすめ!ネット銀行・都市銀行・地銀のおすすめランキング

    「無利息期間に頼らず、いつでも低金利のカードローンを利用したい」

    このようなお考えの方には銀行カードローンがおすすめできます。銀行カードローンには無利息期間の仕組みがないことが大半ですが、その代わり通常の金利設定が低いです。何度借りても割安な利息負担で済ませられるのが銀行カードローンのメリットです。

    メガバンクをはじめ全国でも有数の大銀行が発行しているカードローンであれば、安心して利用できるメリットもあります。

    ここからは、都市銀行・地方銀行・ネット銀行の中から、低金利かつ充実したサービスでおすすめの銀行カードローンをご紹介します。

    三井住友銀行カードローンは住宅ローンを組んでいればさらにお得に!

    金利比較+おすすめポイント

    • 上限金利14.5%の低金利
    • 住宅ローンを利用中なら8.0%以下の金利も実現可能

    三井住友銀行カードローンは、メガバンクの一角である三井住友銀行が提供しているカードローンです。

    金利設定は銀行カードローンらしく「1.5~14.5%」という低金利で、金利負担をできるだけ抑えたい方に向いています。さらに、三井住友銀行の住宅ローンを利用している方なら金利が年1.5~8.0%まで引き下げられ、業界屈指の低金利カードローンとして利用可能です。

    最近ではカードレスにも対応しており、カードの郵送を待つことなくすぐに利用できるようになりました。カードレスはATMでの借入には対応していないため、SMBCダイレクト(残高照会や振込等の取引がアプリやWebで利用できるサービス)による借入をメインにしたい人におすすめできます。

    金利(実質年率) 1.5~14.5%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード 最短1週間程度
    申し込み条件
    • 満20歳以上、満69歳以下の方
    • 原則安定した収入の方
    • 三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方
    • 使いみちが事業性資金以外の方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    りそな銀行カードローンは銀行カードローンの中でも低金利なカードローン

    金利比較+おすすめポイント

    • 金利は年1.99~13.5%と銀行でもかなりの低金利
    • 金利年0.5%引き下げ特典あり

    りそな銀行のカードローンの金利は1.99~13.5%と、銀行系カードローンのなかでもかなり低い上限金利設定が特徴です。

    りそな銀行の住宅ローンを利用中の方であれば更に0.5%の金利引き下げを受けることができるので、りそな銀行をメインで使っている人はカードローンのみの利用者よりも更にお得に利用できます。

    また、りそなカードローンでは月中平均残高10万円以上で「りそなクラブポイント」が貯まります。貯まったポイントは「nanacoポイント」「WAONポイント」「Tポイント」「楽天ポイント」といったさまざまなポイントに交換したり、キャッシュバックしたりすることが可能です。

    金利(実質年率) 3.2~13.5%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード 1週間程度
    申し込み条件
    • 申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
    • 継続安定した収入のある方
    • りそな銀行所定の保証会社の保証を受けられる方
    担保・保証人 不要
    無利息期間

    三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」はメガバンクが提供する安心の低金利カードローン

    金利比較+おすすめポイント

    • 1.8~14.6%の低金利
    • 申し込み手続きはWEB完結が可能

    三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、1.8~14.6%の低金利で借入できるカードローンです。メガバンクが提供しているという安心感と低金利、WEB完結で申し込める利便性の高さという魅力があります。

    WEB完結なら24時間365日いつでも申し込めるうえ、三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込み可能です。

    また低金利だけでなく、ATMの利用で余計な手数料がかからないのもバンクイックの魅力です。三菱UFJ銀行のATMはもちろん、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、E.netなどのコンビニATMを利用手数料、時間外手数料無料で取引できます。

    そもそもの金利が消費者金融より低いうえ、ATMメインなら消費者金融より圧倒的に有利です。

    金利(実質年率) 1.8~14.6%
    借入限度額 500万円
    融資までのスピード 1週間前後
    申し込み条件 ・満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人
    ・保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられる方
    ・原則安定した収入があるお客さま
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    横浜銀行カードローンは来店不要でメガバンク並みの低金利

    金利比較+おすすめポイント

    • 1.5~14.6%の低金利
    • 最高1,000万円の融資が受けられる

    横浜銀行カードローンは、地銀の商品でありながらメガバンク並みの商品力を誇るカードローンです。金利が1.5~14.6%とメガバンク並みの低金利であることはもちろん、最高で1,000万円を借りることができます。

    コンビニやATMを手数料無料で使えることやWEB完結で24時間いつでも申し込めること、契約と同時に融資を受けられることなど、細かなサービス面も充実しています。

    一般的に銀行カードローンの審査~カード発行までは1週間程度の時間がかかりますが、横浜銀行は最短即日で審査結果が分かるなど、審査スピードでも優れています。

    居住地域などの申し込み条件が厳しい点がネックですが、そこをクリアできれば非常に魅力的なカードローンです。

    金利(実質年率) 1.5~14.6%
    借入限度額 1,000万円
    融資までのスピード 審査結果は最短即日
    申し込み条件
    • 満20歳以上69歳以下の方
    • 安定した収入のある方、およびその配偶者(パート・アルバイトの方も可。学生の方は不可
    • 次の地域に居住またはお勤めの方
      神奈川県内全地域 東京都内全地域 群馬県内の以下の市 前橋市、高崎市、桐生市
    • 保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる方
    • 横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意される方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    イオン銀行カードローンは上限金利が13.8%と低め

    金利比較+おすすめポイント

    • 金利が年3.8~13.8%と、特に上限金利が低い

    イオン銀行カードローンは、上限金利が13.8%と競合より低いことが魅力的です。メガバンクの上限金利が14.5%前後であることを考えると、かなりの低金利といえるでしょう。

    イオン銀行ATMはもちろん「ローソン銀行ATM」「E.net」を使えば24時間365日、いつでも手数料無料で利用できることも魅力です。カードローンはコンビニ等の提携ATMを使うと手数料が取られることが多いですが、イオン銀行カードローンなら無料でコストを抑えたATM取引ができるようになります。

    さらに、専業主婦(夫)や、パート・アルバイトの人も申し込みが可能です。専業主婦の方が金欠になったときのための保険として、イオン銀行カードローンを検討してみてはいかがでしょうか。

    金利(実質年率) 3.8~13.8%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード <イオン銀行普通預金口座がある方>
    審査完了からローンカードの受取りの前に新規お申込時1回のみ振込融資
    審査完了翌々日9時以降からインターネットバンキングお借り入れ可能
    <イオン銀行普通預金口座がない方>
    審査完了からローンカードの受取り後にお借り入れ可能
    申し込み条
    • 安定かつ継続した収入の見込める人
    • 満20~65歳
    • 日本国内に居住している人
    • イオン銀行が指定する保証会社の保証を受けられる人

    ※専業主婦(夫)の申し込みも可
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    オリックス銀行カードローンはがん特約保障付き特約が選択できる

    金利比較+おすすめポイント

    • 保険料負担なしで「がん特約保障付きプラン」が選択できる

    オリックス銀行カードローンは、がん特約保障付き特約が選択できる珍しいタイプのカードローンです。がんと診断されたら借り入れ残高が0円になるうえ、保険料の負担は必要ありません。金利の上乗せもないので、万が一があった時のリスクを抑えるために気軽に利用できます。

    そもそもの金利も17~14.8%と消費者金融より低金利であり、提携ATMの利用手数料も必要ありません。

    コストを少しでも安くしたい人、将来のがんリスクに対応しておきたい人には特におすすめです。

    金利(実質年率) 1.7~17.8%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード 最短翌営業日以降
    申し込み条件 以下の条件をすべて満たす方
    • 申し込み時の年齢が満20歳以上69歳未満
    • 原則、毎月安定した収入がある
    • 日本国内に在住
    • オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    PayPay銀行カードローンは消費者金融のような無利息期間がある

    金利比較+おすすめポイント

    • 初回利用については30日の無利息期間を選択できる

    PayPay銀行カードローンは、申込みから返済まで全てWEBで完結できるカードローンです。申し込み→本人確認資料の提出→仮審査・本審査→借入というながれを全てWEBで完結できるので、多忙な方でも簡単に手続きを進められるでしょう。

    金利は1.59~18.0%と消費者金融並みなので銀行としては高めですが、初回借入日から30日間の利息0円という無利息サービスを提供している特徴があります。

    申し込みが最短3分で完了することや、毎月1,000円からの返済が可能など、きめ細やかなサービスが用意されているのも魅力です。

    金利(実質年率) 1.59~18.0%
    借入限度額 1,000万円
    融資までのスピード 最短翌営業日
    申し込み条件
    • 申込時の年齢が20歳以上70歳未満の方
    • 仕事をして安定した収入のある方
    • PayPay銀行に普通預金口座をお持ちの個人の方
    • 一定の審査基準を満たし、PayPay銀行が指定する保証会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 最長30日間

    セブン銀行カードローンは借入・返済手数料が無料

    金利比較+おすすめポイント

    • 12.0~15.0%の低金利
    • 借入・返済手数料が無料

    セブン銀行カードローンは、セブン銀行ATM・スマホATMアプリから最短翌日に借入が可能なカードローンです。

    銀行系カードローンは最短即日での融資ができないため、翌日融資が可能というのは銀行としては最速クラスのスピードといえます。「急いで借りたいけど、金利にもこだわりたい」という方にはセブン銀行カードローンがおすすめです。

    加えて借入・返済の手数料も無料なので、利息以外のコストを抑えられる魅力もあります。

    金利(実質年率) 12.0~15.0%
    借入限度額 300万円
    融資までのスピード 最短翌日
    申し込み条件
    • セブン銀行口座をお持ちのお客さま(個人)
    • 契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満のお客さま
    • 一定の審査基準を満たし、セブン銀行指定の保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられる方
    • 外国籍の方は永住者であること
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    楽天銀行スーパーローンは会員ランクに応じた審査優遇

    金利比較+おすすめポイント

    • 借り換えにも活用できる「1.9~14.5%」の低金利
    • 楽天会員ランクに応じた特典あり

    楽天銀行スーパーローンは、楽天グループのサービスとの結びつきが強いカードローンです。まず、楽天の会員ランクに応じて審査優遇が受けられます。審査について優遇を言及してくれるローンはあまりないので、少しでも審査通過の可能性を高めたい方にはおすすめです。

    肝心の金利も「1.9~14.5%」という、返済の見直しや借り換えに最適な低金利になっています。最短翌日融資が可能な点も魅力で、急いでお金を借りたい人の選択肢としても有力でしょう。

    返済が月々2,000円からで負担が少なく、計画的に返済できるでしょう。

    金利(実質年率) 1.9~14.5%
    借入限度額 800万円
    融資までのスピード 最短翌日
    申し込み条件 以下の全ての条件を満たす方
    (1)満年齢20歳以上62歳以下の方(※1)
    (2)日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
    (3)お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
    (4)楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けることができる方(※2)
    ※1但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
    ※2楽天銀行が認めた場合は不要です
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    宮崎銀行「みやぎんカードローン『おまかせくん』」は最高1,000万円まで融資可能かつ低金利

    金利比較+おすすめポイント

    • 金利設定が0.9~14.5%最高1,000万円まで融資が受けられる

    宮崎銀行の「みやぎんカードローン『おまかせくん』」は、申し込みから契約までWEBで完結できるカードローンです。宮崎・鹿児島県内で約10万人に利用されていることから、その人気度が伺えます。

    金利は0.9~14.5%とメガバンクにも匹敵する低金利で、下限金利0.9%というのは地方銀行でもかなりの低金利水準になっています。

    月々の返済は1,000円から可能であり、無理のない範囲でコツコツと完済を目指すことが可能です。

    金利(実質年率) 0.9~14.5%
    借入限度額 1,000万円
    融資までのスピード 最短1週間程度
    申し込み条件
    • 申込時の年齢が満20歳以上、満75歳未満の方
    • 安定継続した収入のある方
    • 保証会社の保証が得られる方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    ほかにもまだある!おすすめのカードローン

    カードローンの選択肢としては「消費者金融」「銀行」の2種類が有名ですが、ほかにも「カード会社」「銀行以外の金融機関」が提供するカードローンという選択肢もあります。

    いずれも銀行に負けない低金利設定が魅力的なカードローンです。

    ここでは「JCB CARD LOAN 『FAITH』」「ろうきん『マイプラン』」の2種類のカードローンをご紹介します。

    JCB CARD LOAN 「FAITH」は銀行カードローンよりも低金利を実現可能

    金利比較+おすすめポイント

    • 5%以下の超低金利も実現可能

    JCB CARD LOAN「FAITH」は、国際ブランドで有名なJCBが提供しているカードローンです。銀行カードローンよりも更に低金利な設定を実現しているのが大きなメリットで、上限金利でも12.5%になっています。

    また、キャッシング1回払いを選択すれば年利5%の超低金利も実現可能です。JCBのクレジットカードのリボ払い、キャッシング1回払いが年利15.0~18.0%と考えると、破格の金利設定といえるでしょう。

    審査スピードは消費者金融ほどとはいきませんが、十分に早い水準です。最短即日で審査が完了し、最短3営業日でローンカードが手元に届きます。

    金利(実質年率) 4.40~12.5%
    借入限度額 500万円
    融資までのスピード 最短3営業日でカード着※審査は最短即日で完了
    申し込み条件
    • 20歳以上58歳以下
    • 本人に毎月安定した収入のある方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    ろうきん「マイプラン」は変動金利制かつ上限金利が10%以下の低金利

    金利比較+おすすめポイント

    • 会員や取引によって変動する「変動金利」が採用
    • 年4.275~9.275%の低金利(静岡ろうきんのケース)

    ろうきんのカードローンのマイプランは、全国の〈ろうきん〉、セブン銀行、コンビニATM、ゆうちょ銀行、提携金融機関のATMで借入できる金融商品です。

    保証料年0.8%または年1.2%を含みながらも年4.275~9.275(静岡ろうきんの場合)%という低金利を実現しており、銀行カードローンと比較しても魅力的な金利水準でお金を借りることができます。

    ローンカードはキャッシュカードと一体化しており、挿入方向を切り替えることでキャッシュカードとしてもローンカードとしても利用することができます。

    ネックになるのは申し込み条件の厳しさですが、金利の低さを考えればぜひ利用を検討したいカードローンといえます。

    金利(実質年率) 年4.275~9.275%(静岡ろうきん)
    借入限度額 500万円
    融資までのスピード 2週間程度
    申し込み条件 次の1~3のうち、満18歳以上65歳未満の静岡県内に在住または在勤の方。
    かつ保証機関(日本労信協)の保証が受けられる勤続1年以上、年間収入150万円以上の方
    ※勤務先の労働組合・互助会等が〈静岡ろうきん〉の会員の方は県外勤務・県外居住も可。
    1. お勤めの方
    2. 生協(コープ・パルシステム)組合員の方
    3. パート・アルバイトの方
    担保・保証人 不要
    無利息期間 なし

    金利を設定する理由

    カードローンに限った話ではなく、金融機関からお金を借りたときは元金に加えて「利息」の支払いが発生します。いわば銀行や消費者金融からお金を借りたことに対するお礼や手数料にあたるものです。

    利息をどのくらい支払うのかを計算するのに使用するのが「金利」です。借りたお金に対して追加で支払うお金の割合が表されています。

    たとえば10万円を金利(年率)18%で借りた場合、1年後に支払う利息は18,000円と計算できます、

    利息制限法が定められている 

    利息の割合(金利)は「利息制限法」という法律で上限が決まっており、銀行や貸金業者が自由に設定して良いものではありません。

    借入金額に応じて金利上限が定められており、貸金業者や銀行はこの上限を超えない範囲で金利を設定しなければいけません。

    借入金額 金利上限
    10万円未満 年20%
    10万円~100万円未満 年18%
    100万円以上 年15%

    引用元:日本貸金業協会|5 お借入れの上限金利は、年15%~20%です

    なお、銀行は「銀行法」、消費者金融は「貸金業法」と守るべき法律は異なるのですが、利息制限法に関してはいずれの金融機関も守る必要があります。

    カードローンの金利は契約限度額で変わる

    カードローンの金利は「3.0~18.0%」「1.5~14.5%」といったように、幅を持たせた表記がされています。

    これは契約時に決まる利用限度額に応じて金利が設定されているためです。

    たとえば、「侍ビッグ3」のCMをよく見かけるアコムでは。利用者の契約極度額(利用枠)に応じて適用される金利(実質年率)が以下のように異なります。

    契約極度額 借入金利(実質年率)
    1万円~99万円 7.7~18.0%
    100万円~300万円 7.7~15.0%
    301万円~500万円 4.7~7.7%
    501万円~800万円 3.0~4.7%

    契約極度額(利用限度額)が501~800万円のいずれかに該当する方の金利は「3.0~4.7%」のあいだで決定されます。契約極度額が800万円に近づくほど、金利が3.0%に近づいていくわけです。

    利息額を計算するための計算方法

    カードローンの金利だけでは、具体的にいくらの利息を支払うのかイマイチ分からない方も多いのでは?

    金利を含めた3つの数字が明らかになれば、返済する利息は簡単に計算できます。利息の計算式は以下のとおりです、

    利息の計算式
    借入金額×金利÷365日(うるう年は366日)×借入日数=支払う利息額

    例えば100万円を金利15%で借り、半年(180日後)に一度で完済すると仮定したときに支払う金利は「100万円×15%÷365日×180日=73,972円」です。

    実際にはカードローンは毎月の返済ごとに借入金額が減少していくため、返済の都度で再計算しないと正確な返済額は分かりません。

    金利の差でどのくらい返済額が変わるかシミュレーション

    低金利のカードローンと高金利のカードローンでは、毎月の返済額と返済総額に大きな違いが生じます。ここでは、低金利と高金利でどのくらいの差になるのか、アコムの返済シミュレーションをもとに比較してみましょう。

    引用元:アコム|ご返済シミュレーション(借入返済)

    前提条件

    • 借入金額:50万円
    • 返済回数:24回(2年間)
      金利18.0% 金利15.0%
    毎月の返済額 24,962円 24,243円
    返済利息の総額 99,079円 81,828円
    返済総額 599,079円 581,828円

    今回のシミュレーションでは2年間で1万7,000円以上の利息の差が開くことが分かりました。

    しかし、借入金額が多くなったり返済期間が長引いたりすれば、その差はさらに大きくなります。

    次は80万円を3年かけて返済する場合の利息を比較してみましょう。

    前提条件

    • 借入金額:80万円
    • 返済回数:36回(3年間)
      金利18.0% 金利15.0%
    毎月の返済額 28,921円 27,732円
    返済利息の総額 241,176円 198,339円
    返済総額 1,041,176円 998,339円

    今度は42,837円もの差が出ています。このように、借入金額と返済期間が長くなればなるほど、金利差から生じる利息の差が大きくなっていきます。

    低金利のカードローンを利用することのメリット

    カードローンによって金利設定はさまざまで、必ずしも金利が低いとは限りません。低金利にこだわってカードローンを選ぶことによってさまざまなメリットがあります。

    ここでは低金利カードローンならではのメリットとして、以下の3つを紹介します。

    返済期間が短くなるので早く完済できる

    低金利カードローンを利用すると、高金利のカードローンと比べて返済期間を短縮させることができます。

    再びアコムの返済シミュレーションを活用して、金利の違いで発生する返済期間の違いについてみてみましょう。

    引用元:アコム|ご返済シミュレーション(借入返済)

    前提条件

    • 借入金額:80万円
    • 返済金額:毎月25,000円
      金利18.0% 金利15.0% 金利7.7%
    毎月回数 44回 42回 36回
    返済利息の総額 298,016円 228,012円 98,309円
    返済総額 1,098,016円 1,028,012円 898,309円

    金利が低くなればなるほど返済回数が短くなり、回数が少なくなるほど利息負担が小さくなることが分かります。

    フリーローンと違ってお金が必要な都度で借り入れできる

    これは低金利に限った話ではありませんが、カードローンはフリーローンと違って「利用限度額の範囲内なら何度でも借入できる」というメリットがあります。

    連続での借入

    カードローン 設定された利用限度額に達するまで何度でも可能
    限度額を使い切ってしまっても、返済して枠が復活すればまた利用できる
    フリーローン 何度も借入はできない。借り入れできるのは契約時の1回のみ
    再度借入するには再度の申し込みと審査が必要

    カードローンはフリーローンと違い、再度の借り入れで申し込みや審査が必要ありません。利用限度額が残っている限り、お金が必要になった時点ですぐに利用することができます。

    一方、フリーローンは金利設定がカードローンより低いことがあります。1回で借入できる金額が大きいこと、返済が計画的に進むという点もメリットです。

    ユーザーのお金の借り方によって適したローンがどちらになるのか異なるので、「いつでも少額を借入できるようにしたいのか」、「1回だけまとまった金額を借りたいのか」という点は事前に考えをはっきりしておくと良いでしょう。

    毎月の返済額が減ることで返済しやすくなる

    「金利の差でどのくらい返済額が変わるかシミュレーション」で紹介したとおり、借入金額と返済期間が同じでも、金利が低いほど毎月の返済額は安くなります

    金利が低いと負担する利息が減るため、毎月の返済額もその分だけ減少するということです。

    毎月の返済額が減るということは、返済不能になるリスクが低下する、ということがいえます。

    月収が同じ30万円であれば、毎月の返済額が3万円より2万円のほうが無理なく返済することができるので、返済不能による信用情報への登録といったペナルティを心配せずにコツコツと返済できるでしょう。

    低金利カードローンのデメリットは「使い過ぎ」!返済総額が増えないように注意

    同じ金額を同じ期間で借りるなら、高金利カードローンよりも低金利カードローンの方が有利なのは間違いないでしょう。低金利の代わりに何かしらのデメリットがある、ということはありません。

    しいて言えば、低金利であるがゆえに「使い過ぎ」には注意が必要です。そもそもカードローンは「繰り返し借入できる」という特性から、計画的な利用と返済が求められる商品です。

    毎月の返済額や返済回数がいかに安いからといって、何度も利用してしまうと返済総額が大きく膨らんでしまうことも考えられます。

    完済までの期間が長期化するほど返済総額が大きくなるだけでなく、返済不能になるリスクも上がるので注意が必要です。

    低金利カードローンの選び方のポイント

    ひとくちに「低金利カードローン」とはいっても、商品ごとに金利の設定や利用限度額をはじめとしたサービス内容には大きな違いがあります。

    低金利カードローンの中から1つに絞り切れない方は、比較するポイントについて整理してみるのがおすすめです。

    ここでは低金利カードローンを比較検討するポイントとして以下の3つを紹介します。

    上限金利の低さ

    低金利ということを前面に押し出しているカードローンでも、金利設定は全く異なります。

    特に注目したいのが、全員が適用される可能性がある「上限金利」です。

    カードローンは「3.0~18.0%」といったように金利設定に幅があり、どの金利が適用されるかはユーザーごとに設定された利用限度額などをもとに決定されます。

    少額を借りる人や初めてカードローンを利用する場合に適用されやすいのは「上限金利」なので、複数社の金利を比べるなら上限金利にしましょう。

    利用限度額の大きさ

    カードローンごとに、お金を借りられる上限である「利用限度額」が異なります。

    「いきなり飲み会に呼ばれたからお金を借りたい」といったように数千円程度の利用ではさほど気にすることではありませんが、「副業の一時運転資金にすることを見据えてお金を借りたい」「おまとめローンとして利用したい」といったケースでは多額の利用限度額が必要です。

    大きな金額を借りないと目的を達成できない方は、できるだけ利用限度額が大きなカードローンを選ぶと良いでしょう。

    ただし、おまとめローンではない通常の消費者金融カードローンの場合、「総量規制」の影響を受けることは覚えておきましょう。

    消費者金融の多くは初回の借り入れに関して無利息期間を適用させることができます。無利息期間内に完済することができれば、その期間内に何度借りても無利息です。

    どれくらいお得になるのか、例を示してみましょう。

    前提条件

    • 借入金額:10万円
    • 返済期間:1ヶ月
    • 金利:18.0%(実質年率)

    利息を計算する方法は「借入金額×金利(%)÷365日×日数」なので、上記の場合は「10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円になります。

    無利息期間がなければ支払うことが必要だった1,479円がゼロ円になるので、実質的に金利を引き下げるのと同じように返済額を安く抑えることが可能です。

    ただし、カードローンによって無利息期間のカウントが「初回契約日の翌日」「初回利用日の翌日」で異なる点に注意が必要です。

    初回契約日の翌日からカウントスタートの場合、借りても借りなくても無利息のカウントが進んでしまいます。

    契約してからしばらく借りずに様子を見たい方には、初回利用日の翌日からカウントが始まる「プロミス」等がおすすめです。

    別のローン商品を利用する

    金利が高いローン商品を利用している方は、今よりも低金利なローン商品に借り換えることも検討してはいかがでしょうか?

    たとえば「アコム」の上限金利18.0%を適用されている方が横浜銀行カードローンに借り換えた場合、上限金利が適用されても年間3.4%分の金利が差し引かれる計算です。

      上限金利
    アコム 18.0%
    横浜銀行 14.6%
    差し引き 3.4%

    このとき、比較するのは「今現在適用されている金利」と借り換え候補の「上限金利」です。

    たとえば横浜銀行の金利は1.5~14.6%ですが、1.5%になることを前提で借り換えのシミュレーションをしても適用されることがほぼないので意味がありません。

    初めて利用する方が適用される可能性が高いのが上限金利であるため、比較作業は上限金利でおこなってください。

    金利優遇キャンペーンを利用する

    利息額を抑える方法として「金利優遇キャンペーンを利用する」というものがあります。金利が優遇されれば通常よりも低い金利が適用され、最終的な返済総額を安く引き下げることができます。

    金利優遇キャンペーンをおこなっている代表的なカードローンがJCBカードローン「FAITH」です。

    JCBカードローン「FAITH」の特典
    期間中にキャッシング専用カード「FAITH」に入会・利用で最大2.5ヵ月分の利息をキャッシュバック!

    引用元:JCBカードローンFAITH

    過去には楽天銀行スーパーローンで上限金利が1.0%優遇されるキャンペーンを定期的に開催していたこともあります。

    このような特典があるタイミングでカードローンの利用を始めることで、お得に完済を目指せるでしょう。

    おまとめローンを利用する

    「すでに複数の借入があって毎月の返済がきつい」という事情であれば、おまとめローンを選択することもできます。

    1社にまとめることで借入金額が100万円以上になれば、前述した利息制限法の存在によって金利が引き下げられます。

    毎月の返済が1回にまとまることで、口座の残高を心配したり返済のために入金したりする回数が少なくなるので管理面でも楽になります。

    繰り上げ返済を利用する

    返済総額を引き下げる方法として、「繰り上げ返済」という方法があります。繰り上げ返済は通常の返済にプラスして返済することです。

    繰り上げ返済は全額が元本の返済にあてられるので、効率的に借入残高を減らしていくことが可能になります。

    返済総額を安くするためにも、できるかぎりこまめに繰り上げ返済をすることをおすすめします。たとえばボーナスが入金されたら全額を返済に充てると早く完済することができます。

    消費者金融の比較的高い金利でも繰り上げ返済を上手く活用することで、銀行カードローンからの借入を繰り上げ返済しないケースより返済総額を安く抑えることは十分に可能でしょう。

    絶対に返済遅れを発生させない

    金利を引き下げる方法として、貸金業者・金融機関から「優良顧客」と認めてもらう方法があります。

    カードローンの提供元は、返済遅れをしない優良な顧客が他社に流れないように囲いこみたいと思っているので、優良な実績を武器に交渉することで金利引き下げが実現する可能性もあります

    金利を引き下げてもらうことができれば返済総額が安くなるだけでなく、毎月の返済額が安くして返済遅れの可能性を抑えることにつながるでしょう。

    ただし、交渉で金利を引き下げてもらった場合、新規融資が停止になる可能性もあるので注意しましょう。「金利交渉が必要なほど返済能力が落ちている」と判断されるためです。

    今後に追加の借入ができなくなっても良い場合のみ、金利交渉をおこなうことをおすすめします。また、1回でも延滞したら金利が引き下げられることはないので、その点も注意しましょう。

    カードローン以外のローン商品も選択肢に入れてみることも検討しよう

    この記事では低金利なカードローンをメインに紹介していますが、カードローンよりも更に低金利だったり、利便性が高かったりする金融商品が提供されていることがあります。

    カードローンだけにこだわらず、ほかに低金利な金融商品を検討することも視野に入れておくことをおすすめします。

    ここではカードローン以外に借りられる金融商品として「フリーローン」「クレジットカードのキャッシング枠」を紹介します。

    フリーローン

    フリーローンは、銀行などの金融機関で取り扱う、利用使途が自由な金融商品のことです。同じく利用使途が自由なカードローンと比較すると以下のような違いがあります。

      カードローン フリーローン
    提供する会社 ・銀行
    ・消費者金融
    ・カード会社
    ・JA
    ・ろうきん など
    ・銀行
    ・中小消費者金融
    ・信販会社 など
    利用使途 自由
    ※投資用、事業用は不可
    自由
    ※投資用、事業用は不可
    利用使途の申告 不要 必要
    追加の借入 利用限度額の範囲内で可能 不可
    借入までの期間 最短即日~最短翌日も可能 最短数日~数週間
    カード発行 あり
    ※カードレスタイプも選択可能
    なし

    カードローンもフリーローンも利用目的が自由であることは変わりません。ただし、フリーローンは申込時に利用目的を申告することになります。カードローンは利用のたびに目的を申請するようなことは必要ありません。

    最大の違いは「追加の借入が可能」かどうかで、フリーローンは一度借りたあとに追加の借り入れはできません。

    その代わり、一度借りたあとは追加の借入をせずに毎月コツコツと借入残高を減らすことができます。

    クレジットカードのキャッシング枠

    クレジットカードには買い物の支払いに利用できる金額の上限を表す「ショッピング枠」以外に、現金を直接借り入れる「キャッシング枠」をつけることもできます。

    キャッシング枠がついたクレジットカードであれば、その枠の分までコンビニなどのATMから現金を引き出して使うことが可能です。

    クレジットカードにすでにキャッシング枠が設定されていれば、新たに申し込んだり審査を受けたりする必要がないので気軽にお金を借りられるでしょう。

    ただし、まだキャッシング枠が付帯していない場合には、キャッシング枠を付帯する申し込みと審査が必要です。

    キャッシング枠の審査は消費者金融カードローンと違って基本的に即日では完了しないので注意しましょう。

    低金利カードローンを利用する際の注意点

    お金を借りるサービスを利用した場合は元金に加えて利息を支払う必要があるので、可能な限り低金利のカードローンを利用したいものです。

    ただ、低金利なカードローンほど貸金業者や金融機関側のリスクが高まります。貸し倒れを防ぐために審査が慎重に行われることになるので、その点には注意が必要です。

    低金利カードローンに申し込む前に、以下の注意点を把握しておくことをおすすめします。

    JAやろうきんなど営利を目的していない団体のローンは審査が厳しい傾向にある

    あくまでも一般論ですが、ろうきんやJAといった非営利団体のカードローンは審査の難易度が高いとされています。

    理由として考えられるのは「金利が低いこと」「利用者が返済不能に陥ってお金を回収できないと構成員や組合員に迷惑がかかる」等です。

    よって、年収が低い方や他社ですでに審査落ちしている方の場合、JAやろうきんの審査に落ちることも十分に考えられます。

    ろうきんやJA以外に、審査が比較的柔軟といわれる「消費者金融」も視野に入れましょう。

    審査が比較的柔軟に行われるとされる消費者金融は金利設定がJAやろうきんよりも高いですが、初めてなら無利息期間を活用すれば返済総額を同等以下に抑えることも可能です。

    銀行カードローン等は在籍確認の電話連絡を避けられないケースも多い

    低金利のカードローンを利用する際にネックになるのは、在籍確認の電話連絡が避けられない場合があることです。

    低金利で有名なのは「銀行カードローン」ですが、ほとんどの銀行では原則として職場に在籍確認の電話連絡が行われます。

    在籍確認の電話連絡を原則行わないと明言しているのは「セブン銀行カードローン」などわずかです。

    Q.ローンサービスの審査にあたって、登録している電話番号や勤務先に電話連絡することはありますか。
    A.審査において、原則としてご登録の電話番号および勤務先へご連絡することはありません。当社が必要と判断した場合は、勤務先に在籍されていること、ご本人さまのお申込みであることを確認するため、お客さまの勤務先、携帯電話等にお電話いたします。

    引用元:セブン銀行|よくあるご質問

    基本的に、銀行カードローンを利用するときは職場に電話がかかってくると思っていた方が良いでしょう。

    職場への電話連絡を避けたいなら前述のセブン銀行カードローンか、アコムやプロミスといった大手消費者金融がおすすめです。

    大手消費者金融では原則として職場に電話をかけずに在籍確認を行います(SMBCモビットはWEB完結申し込みの選択が必須)。

    ただ、セブン銀行カードローンにしても大手消費者金融にしても、審査のなかで必要と判断されたときは職場に電話がかかることもあります。

    職場の電話連絡を確実に回避する方法はないと覚えておきましょう。

    低金利でお金を借りるなら公的融資も選択肢に

    ここまで低金利で利用できるカードローンを紹介してきましたが「もっと低金利でお金を借りたい」「カードローンは審査に落ちてしまった……」などの理由で他の対策を考えている方もいるのではないでしょうか?

    どうしてもカードローン等でお金を借りられない場合、お金を使う目的によっては公的な融資制度を候補に入れてみる方法もあります。

    ここでは代表的な公的融資制度として、以下の2つを紹介します。

    緊急小口資金

    「少額でも良いからすぐにお金が必要」という方が利用できるのが「緊急小口資金」です。

    手持ちのお金がない人に一時的な生活費を迅速に提供することを目的に作られた制度であり、申し込みから約1週間で融資を受けることも可能になっています。また、相談者の状況によってはさらにスピーディに融資を受けることも可能です。

    ・緊急小口資金については、概ね1週間以内に送金するよう努めること。

    ・なお、相談者の状況によっては、さらに迅速な対応に努めること。

    引用元:厚生労働省|生活福祉資金制度の制度概要

    解雇や休業によって収入が減って生活できなくなった方や急な体調不良で医療費や介護費をすぐに支払う必要がある方はすぐに融資を受けられる可能性があるので、万が一のために存在を覚えておくと良いでしょう。

    母子父子寡婦福祉資金

    母子父子寡婦福祉資金貸付金制度を利用することでひとり親の生活費をカバーしてもらうことができます。

    20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられます。

    引用元:男女共同参画局|母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

    本制度を含めた公的融資制度は利益を目的にしておらず、民間のローン商品と比較して審査が柔軟に行われるという特徴があります。

    子どもが独立したあとも「寡婦(過去に母子家庭で子どもを育てていた母親)」として借入することができます。加齢に伴って収入が減ったとしても、引き続き借入できるので安心でしょう。

    申し込み時点で働いていないとしても申し込みが可能なので、今現在は無職だとしても諦めずに申し込んでみましょう。

    なお、母子父子寡婦福祉資金貸付制度で借りられるお金は、以下の12種類に分けられています。

    内容 利用目的 限度額
    事業開始資金 事業開始に必要な資金 326万円
    事業継続資金 事業の継続に必要な資金 163万円
    修学資金 授業料や教科書代など 大学なら月額146,000円
    技能習得資金 親が就職に必要な技能習得のための資金 【一般】月額68,000円
    修業資金 子どもが事業を始めるのに必要な資金 月額68,000円
    就職支度資金 就職に必要な制服・スーツなどの支度金 一般では105,000円
    医療介護資金 治療や介護サービスを受けるための資金 医療では340,000円
    生活資金 生活を維持する資金 一般では月額108,000円
    住宅資金 自宅の購入や修繕費用 150万円
    転宅資金 引っ越しに必要な費用 26万円
    就学支度資金 入学に必要な入学金などのための資金 国公立高校等では160,000円※自宅外通学の場合
    結婚資金 子どもの結婚資金 310,000円

    低金利カードローンに関するよくある質問

    最後に、低金利カードローンについてよくある質問と回答をまとめたので参考になさってください。

    「低金利」の基準はどのくらい?

    カードローンの中で低金利とされるのは、一般的には「銀行カードローン」の金利が該当します。

    金利設定が「1.5~15.0%」以下であれば、十分に低金利といえるでしょう。ただ、これより高いからといって選択肢から消えるわけではありません。たとえば消費者金融では金利が「3.0~18.0%程度」と高めですが、初回の利用に限っては無利息期間を利用できます。

    無利息期間中に完済さえすれば期間中に何度借りても利息が発生しないため、うまく返済することで銀行カードローンよりも安く完済できる可能性はあります。

    低金利で借りることのメリットは?

    カードローンでお金を借りたあとに元金と一緒に支払う「利息」は金利や借入金額、借入期間によって計算できます。同じ金額を同じ期間借りるなら、金利が低いほど返済総額が安く抑えられる点がメリットです。

    ただ、低金利であるほど金融機関側は受け取れる利息が少なくなり、返済不能になった際に損失を受けるリスクが高まります。一般的には低金利のカードローンほど審査難易度が上がる点には十分に注意が必要です。

    まとめ

    今回は、低金利でおすすめできるカードローンをランキング形式で紹介しました。

    低金利なカードローンといえば、まず思いつくのは「銀行カードローン」です。消費者金融と比較して上限金利が3.0%以上低いこともあり、返済額を安く抑えながら完済を目指すことができます。

    ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していません。即日でお金を手に入れるなら消費者金融を選択肢にすると良いでしょう。

    多くの消費者金融では無利息期間のサービスを提供しており、初回の利用に関しては銀行よりも返済総額を安く抑えることも可能です。

    今回紹介したおすすめの低金利カードローンの中から、ぜひご自身の好みにあった商品をご利用ください。

    総量規制とは、貸金業者が融資できる金額は利用者の年収3分の1まで、というルールのことです。

    貸金業者の利用限度額の設定がいかに大きくても、年収の3分の1までしか利用できません。たとえばアコムの利用限度額は800万円ですが、フル活用するには最低でも2,400万円の年収が必要です。

    銀行は貸金業法の対象外ですが、最近は審査の厳格化によって総量規制と同様の自主規制を設けているケースがあります。

    消費者金融と銀行のいずれを利用するにしても、総量規制のルールは覚えておきましょう。

    申し込み条件を満たしているか

    カードローンによって「申し込み条件」が異なるので、自身が各金融機関の申し込み条件に当てはまっているかを確認しましょう。

    一般的には、低金利であるほど申し込み条件が厳しくなる傾向にあります。

    ここでは一例として「消費者金融」「銀行」「ろうきん」の金利申し込み条件を比較してみましょう。

      消費者金融 銀行 ろうきん
    分類 プロミス 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 静岡ろうきん「マイプラン」
    金利 4.5~17.8% 1.8~14.6% 年4.275%~年9.275%(静岡ろうきんのケース)
    申し込み条件
    • 年齢18~74歳
    • 本人に安定した収入のあること
    • 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人
    • 保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられること
    • 原則安定した収入があること
    次の1~3のいずれかであること
    1. お勤めの方
    2. 生協(コープ・パルシステム)組合員の方
    3. パート・アルバイトの方

    • 満18歳以上65歳未満で静岡県内に在住または在勤
    • 保証機関(日本労信協)の保証が受けられる
    • 勤続1年以上、年間収入150万円以上

    あくまでも一例ですが、金利が低い「ろうきん」では消費者金融や銀行と比べて圧倒的に申し込み条件が厳しいです。

    消費者金融と銀行を比較してみても、銀行よりも消費者金融の年齢要件のほうが緩くなっています。

    カードローンに申し込みする前に、自身が申し込み条件を満たしているかは確認しておきましょう。

    即日融資に対応しているか

    低金利カードローンの種類によって、「最短どれくらいの時間で融資を受けられるか」が異なってきます。

    たとえば銀行ではどんなに早くても最短翌営業日の融資になり、最短即日融資はできません。

    即日融資を希望するなら、「消費者金融」「クレジットカード会社の一部カードローン」が選択肢になるでしょう。

    参考までに即日で利用できる可能性のあるカードローンを一覧でまとめました。すぐにでもお金を借りたい方はこの中から選ぶと良いでしょう。

    融資までの最短時間(

    アイフル 最短20分
    アコム 最短30分
    プロミス 最短3分
    レイク 最短25分
    (Webなら21時までのご契約手続き完了で)
    SMBCモビット 最短30分審査
    三井住友カード カードローン 最短5分(借りられる金額の上限は50万円まで)

    お申込の曜日や時間帯など状況によっては翌日以降になる場合があり、ご希望にそえない場合があります。

    特にスピーディなのは三井住友カード カードローンで、最短5分の即時発行に対応しています。融資額が50万円までという条件はあるものの、条件にマッチすれば業界最速クラスのスピードで借入が可能です。

    消費者金融ではプロミスが最速です。最短3分で借入まで進めることができるので、即日で融資を受けたい方には強い味方になるでしょう。こちらはカードなしのアプリ借入・返済にも対応しており、利便性の高さが魅力です。

    カードローンを低金利で完済するためのポイント

    ここからは、カードローンを利用しつつもできるだけ金利(利息)の負担を抑えて完済を目指す方法を解説していきます。

    具体的な方法には以下のようなものがあります。

    低金利にこだわるなら「銀行カードローン」を選択する

    初めての借入では上限金利が適用されることが大半であることから、比較するなら「上限金利」にするべきです。

    上限金利での比較をすると、消費者金融よりは銀行カードローンの方が低金利で利用できる傾向にあります

    ただし、銀行のなかでもPayPay銀行(年利1.59~18.0%)のように上限金利設定が消費者金融とさほど変わらない設定のカードローンもあるので注意が必要です。

    また、銀行カードローンでは以下のような点にも気をつけておく必要があります。

    • 低金利な分だけ審査が慎重に行われるので審査落ちの可能性もある
    • 在籍確認の電話連絡が原則行われるケースが多いので会社バレのリスクがゼロにはならない

    資金調達能力が高いことで低金利に設定しやすい

    銀行が低金利でカードローンを提供できている理由はさまざまですが、たとえば「経営基板が強固で安定している」ことが挙げられます。

    消費者金融と比較しても経営規模が大きく、安定した資金調達能力があることで、金利を低くしても経営に影響する心配がないと予想できます。

    専業主婦でも借り入れできる可能性はある

    銀行カードローンのメリットの1つに「専業主婦でも借入できる可能性がある」という点があります。

    これは、一部の銀行カードローンが「配偶者の年収と合算した金額の3分の1まで融資が可能」という配偶者貸付という仕組みを導入しているためです。

    一方、消費者金融では「ベルーナノーティス」などの一部を除いて配偶者貸付けの仕組みを導入していないので、本人に安定収入がないと利用することができません。

    よって、専業主婦は銀行カードローンのほうが消費者金融よりもお金を借りられる可能性が高いです。

    ただし、銀行によっては配偶者貸付の仕組みがないこともあるため、気になる銀行カードローンに配偶者貸付の仕組みがあるかどうかを確認しておく必要があります。

    また、配偶者貸付のしくみを利用する際には、当然ですが、収入がある配偶者の同意が必要です。配偶者に秘密で借りられる仕組みではないことは理解しておきましょう。

    100万円以上を借りる

    カードローンを低金利で利用するなら、100万円以上の金額を借りることを検討しましょう。

    100万円以上を借りると「利息制限法」という法律に抵触しないように金利が引き下げられ、上限でも15.0%になります。それまで金利17.8%でプロミスを利用していたとしても、15.0%に下がるので毎月の返済額が減少します。

    借入金額 利息制限法に定められた上限金利
    10万円未満 20%
    10万円~100万円未満 18%
    100万円以上 15%

    借り入れが100万円以上になった時点で自動的に年3%分の金利低減になるので、難しい手続きも必要ありません。

    無利息期間を利用する

    実質的に金利を引き下げる、または金利をゼロにする方法として、消費者金融で提供されている「無利息期間」を利用するという方法もあります。

    消費者金融の多くは初回の借り入れに関して無利息期間を適用させることができます。無利息期間内に完済することができれば、その期間内に何度借りても無利息です。

    どれくらいお得になるのか、例を示してみましょう。

    前提条件

    • 借入金額:10万円
    • 返済期間:1ヶ月
    • 金利:18.0%(実質年率)

    利息を計算する方法は「借入金額×金利(%)÷365日×日数」なので、上記の場合は「10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円になります。

    無利息期間がなければ支払うことが必要だった1,479円がゼロ円になるので、実質的に金利を引き下げるのと同じように返済額を安く抑えることが可能です。

    ただし、カードローンによって無利息期間のカウントが「初回契約日の翌日」「初回利用日の翌日」で異なる点に注意が必要です。

    初回契約日の翌日からカウントスタートの場合、借りても借りなくても無利息のカウントが進んでしまいます。

    契約してからしばらく借りずに様子を見たい方には、初回利用日の翌日からカウントが始まる「プロミス」等がおすすめです。

    別のローン商品を利用する

    金利が高いローン商品を利用している方は、今よりも低金利なローン商品に借り換えることも検討してはいかがでしょうか?

    たとえば「アコム」の上限金利18.0%を適用されている方が横浜銀行カードローンに借り換えた場合、上限金利が適用されても年間3.4%分の金利が差し引かれる計算です。

      上限金利
    アコム 18.0%
    横浜銀行 14.6%
    差し引き 3.4%

    このとき、比較するのは「今現在適用されている金利」と借り換え候補の「上限金利」です。

    たとえば横浜銀行の金利は1.5~14.6%ですが、1.5%になることを前提で借り換えのシミュレーションをしても適用されることがほぼないので意味がありません。

    初めて利用する方が適用される可能性が高いのが上限金利であるため、比較作業は上限金利でおこなってください。

    金利優遇キャンペーンを利用する

    利息額を抑える方法として「金利優遇キャンペーンを利用する」というものがあります。金利が優遇されれば通常よりも低い金利が適用され、最終的な返済総額を安く引き下げることができます。

    金利優遇キャンペーンをおこなっている代表的なカードローンがJCBカードローン「FAITH」です。

    JCBカードローン「FAITH」の特典
    期間中にキャッシング専用カード「FAITH」に入会・利用で最大2.5ヵ月分の利息をキャッシュバック!

    引用元:JCBカードローンFAITH

    過去には楽天銀行スーパーローンで上限金利が1.0%優遇されるキャンペーンを定期的に開催していたこともあります。

    このような特典があるタイミングでカードローンの利用を始めることで、お得に完済を目指せるでしょう。

    おまとめローンを利用する

    「すでに複数の借入があって毎月の返済がきつい」という事情であれば、おまとめローンを選択することもできます。

    1社にまとめることで借入金額が100万円以上になれば、前述した利息制限法の存在によって金利が引き下げられます。

    毎月の返済が1回にまとまることで、口座の残高を心配したり返済のために入金したりする回数が少なくなるので管理面でも楽になります。

    繰り上げ返済を利用する

    返済総額を引き下げる方法として、「繰り上げ返済」という方法があります。繰り上げ返済は通常の返済にプラスして返済することです。

    繰り上げ返済は全額が元本の返済にあてられるので、効率的に借入残高を減らしていくことが可能になります。

    返済総額を安くするためにも、できるかぎりこまめに繰り上げ返済をすることをおすすめします。たとえばボーナスが入金されたら全額を返済に充てると早く完済することができます。

    消費者金融の比較的高い金利でも繰り上げ返済を上手く活用することで、銀行カードローンからの借入を繰り上げ返済しないケースより返済総額を安く抑えることは十分に可能でしょう。

    絶対に返済遅れを発生させない

    金利を引き下げる方法として、貸金業者・金融機関から「優良顧客」と認めてもらう方法があります。

    カードローンの提供元は、返済遅れをしない優良な顧客が他社に流れないように囲いこみたいと思っているので、優良な実績を武器に交渉することで金利引き下げが実現する可能性もあります

    金利を引き下げてもらうことができれば返済総額が安くなるだけでなく、毎月の返済額が安くして返済遅れの可能性を抑えることにつながるでしょう。

    ただし、交渉で金利を引き下げてもらった場合、新規融資が停止になる可能性もあるので注意しましょう。「金利交渉が必要なほど返済能力が落ちている」と判断されるためです。

    今後に追加の借入ができなくなっても良い場合のみ、金利交渉をおこなうことをおすすめします。また、1回でも延滞したら金利が引き下げられることはないので、その点も注意しましょう。

    カードローン以外のローン商品も選択肢に入れてみることも検討しよう

    この記事では低金利なカードローンをメインに紹介していますが、カードローンよりも更に低金利だったり、利便性が高かったりする金融商品が提供されていることがあります。

    カードローンだけにこだわらず、ほかに低金利な金融商品を検討することも視野に入れておくことをおすすめします。

    ここではカードローン以外に借りられる金融商品として「フリーローン」「クレジットカードのキャッシング枠」を紹介します。

    フリーローン

    フリーローンは、銀行などの金融機関で取り扱う、利用使途が自由な金融商品のことです。同じく利用使途が自由なカードローンと比較すると以下のような違いがあります。

      カードローン フリーローン
    提供する会社 ・銀行
    ・消費者金融
    ・カード会社
    ・JA
    ・ろうきん など
    ・銀行
    ・中小消費者金融
    ・信販会社 など
    利用使途 自由
    ※投資用、事業用は不可
    自由
    ※投資用、事業用は不可
    利用使途の申告 不要 必要
    追加の借入 利用限度額の範囲内で可能 不可
    借入までの期間 最短即日~最短翌日も可能 最短数日~数週間
    カード発行 あり
    ※カードレスタイプも選択可能
    なし

    カードローンもフリーローンも利用目的が自由であることは変わりません。ただし、フリーローンは申込時に利用目的を申告することになります。カードローンは利用のたびに目的を申請するようなことは必要ありません。

    最大の違いは「追加の借入が可能」かどうかで、フリーローンは一度借りたあとに追加の借り入れはできません。

    その代わり、一度借りたあとは追加の借入をせずに毎月コツコツと借入残高を減らすことができます。

    クレジットカードのキャッシング枠

    クレジットカードには買い物の支払いに利用できる金額の上限を表す「ショッピング枠」以外に、現金を直接借り入れる「キャッシング枠」をつけることもできます。

    キャッシング枠がついたクレジットカードであれば、その枠の分までコンビニなどのATMから現金を引き出して使うことが可能です。

    クレジットカードにすでにキャッシング枠が設定されていれば、新たに申し込んだり審査を受けたりする必要がないので気軽にお金を借りられるでしょう。

    ただし、まだキャッシング枠が付帯していない場合には、キャッシング枠を付帯する申し込みと審査が必要です。

    キャッシング枠の審査は消費者金融カードローンと違って基本的に即日では完了しないので注意しましょう。

    低金利カードローンを利用する際の注意点

    お金を借りるサービスを利用した場合は元金に加えて利息を支払う必要があるので、可能な限り低金利のカードローンを利用したいものです。

    ただ、低金利なカードローンほど貸金業者や金融機関側のリスクが高まります。貸し倒れを防ぐために審査が慎重に行われることになるので、その点には注意が必要です。

    低金利カードローンに申し込む前に、以下の注意点を把握しておくことをおすすめします。

    JAやろうきんなど営利を目的していない団体のローンは審査が厳しい傾向にある

    あくまでも一般論ですが、ろうきんやJAといった非営利団体のカードローンは審査の難易度が高いとされています。

    理由として考えられるのは「金利が低いこと」「利用者が返済不能に陥ってお金を回収できないと構成員や組合員に迷惑がかかる」等です。

    よって、年収が低い方や他社ですでに審査落ちしている方の場合、JAやろうきんの審査に落ちることも十分に考えられます。

    ろうきんやJA以外に、審査が比較的柔軟といわれる「消費者金融」も視野に入れましょう。

    審査が比較的柔軟に行われるとされる消費者金融は金利設定がJAやろうきんよりも高いですが、初めてなら無利息期間を活用すれば返済総額を同等以下に抑えることも可能です。

    銀行カードローン等は在籍確認の電話連絡を避けられないケースも多い

    低金利のカードローンを利用する際にネックになるのは、在籍確認の電話連絡が避けられない場合があることです。

    低金利で有名なのは「銀行カードローン」ですが、ほとんどの銀行では原則として職場に在籍確認の電話連絡が行われます。

    在籍確認の電話連絡を原則行わないと明言しているのは「セブン銀行カードローン」などわずかです。

    Q.ローンサービスの審査にあたって、登録している電話番号や勤務先に電話連絡することはありますか。
    A.審査において、原則としてご登録の電話番号および勤務先へご連絡することはありません。当社が必要と判断した場合は、勤務先に在籍されていること、ご本人さまのお申込みであることを確認するため、お客さまの勤務先、携帯電話等にお電話いたします。

    引用元:セブン銀行|よくあるご質問

    基本的に、銀行カードローンを利用するときは職場に電話がかかってくると思っていた方が良いでしょう。

    職場への電話連絡を避けたいなら前述のセブン銀行カードローンか、アコムやプロミスといった大手消費者金融がおすすめです。

    大手消費者金融では原則として職場に電話をかけずに在籍確認を行います(SMBCモビットはWEB完結申し込みの選択が必須)。

    ただ、セブン銀行カードローンにしても大手消費者金融にしても、審査のなかで必要と判断されたときは職場に電話がかかることもあります。

    職場の電話連絡を確実に回避する方法はないと覚えておきましょう。

    低金利でお金を借りるなら公的融資も選択肢に

    ここまで低金利で利用できるカードローンを紹介してきましたが「もっと低金利でお金を借りたい」「カードローンは審査に落ちてしまった……」などの理由で他の対策を考えている方もいるのではないでしょうか?

    どうしてもカードローン等でお金を借りられない場合、お金を使う目的によっては公的な融資制度を候補に入れてみる方法もあります。

    ここでは代表的な公的融資制度として、以下の2つを紹介します。

    緊急小口資金

    「少額でも良いからすぐにお金が必要」という方が利用できるのが「緊急小口資金」です。

    手持ちのお金がない人に一時的な生活費を迅速に提供することを目的に作られた制度であり、申し込みから約1週間で融資を受けることも可能になっています。また、相談者の状況によってはさらにスピーディに融資を受けることも可能です。

    ・緊急小口資金については、概ね1週間以内に送金するよう努めること。

    ・なお、相談者の状況によっては、さらに迅速な対応に努めること。

    引用元:厚生労働省|生活福祉資金制度の制度概要

    解雇や休業によって収入が減って生活できなくなった方や急な体調不良で医療費や介護費をすぐに支払う必要がある方はすぐに融資を受けられる可能性があるので、万が一のために存在を覚えておくと良いでしょう。

    母子父子寡婦福祉資金

    母子父子寡婦福祉資金貸付金制度を利用することでひとり親の生活費をカバーしてもらうことができます。

    20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられます。

    引用元:男女共同参画局|母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

    本制度を含めた公的融資制度は利益を目的にしておらず、民間のローン商品と比較して審査が柔軟に行われるという特徴があります。

    子どもが独立したあとも「寡婦(過去に母子家庭で子どもを育てていた母親)」として借入することができます。加齢に伴って収入が減ったとしても、引き続き借入できるので安心でしょう。

    申し込み時点で働いていないとしても申し込みが可能なので、今現在は無職だとしても諦めずに申し込んでみましょう。

    なお、母子父子寡婦福祉資金貸付制度で借りられるお金は、以下の12種類に分けられています。

    内容 利用目的 限度額
    事業開始資金 事業開始に必要な資金 326万円
    事業継続資金 事業の継続に必要な資金 163万円
    修学資金 授業料や教科書代など 大学なら月額146,000円
    技能習得資金 親が就職に必要な技能習得のための資金 【一般】月額68,000円
    修業資金 子どもが事業を始めるのに必要な資金 月額68,000円
    就職支度資金 就職に必要な制服・スーツなどの支度金 一般では105,000円
    医療介護資金 治療や介護サービスを受けるための資金 医療では340,000円
    生活資金 生活を維持する資金 一般では月額108,000円
    住宅資金 自宅の購入や修繕費用 150万円
    転宅資金 引っ越しに必要な費用 26万円
    就学支度資金 入学に必要な入学金などのための資金 国公立高校等では160,000円※自宅外通学の場合
    結婚資金 子どもの結婚資金 310,000円

    低金利カードローンに関するよくある質問

    最後に、低金利カードローンについてよくある質問と回答をまとめたので参考になさってください。

    「低金利」の基準はどのくらい?

    カードローンの中で低金利とされるのは、一般的には「銀行カードローン」の金利が該当します。

    金利設定が「1.5~15.0%」以下であれば、十分に低金利といえるでしょう。ただ、これより高いからといって選択肢から消えるわけではありません。たとえば消費者金融では金利が「3.0~18.0%程度」と高めですが、初回の利用に限っては無利息期間を利用できます。

    無利息期間中に完済さえすれば期間中に何度借りても利息が発生しないため、うまく返済することで銀行カードローンよりも安く完済できる可能性はあります。

    低金利で借りることのメリットは?

    カードローンでお金を借りたあとに元金と一緒に支払う「利息」は金利や借入金額、借入期間によって計算できます。同じ金額を同じ期間借りるなら、金利が低いほど返済総額が安く抑えられる点がメリットです。

    ただ、低金利であるほど金融機関側は受け取れる利息が少なくなり、返済不能になった際に損失を受けるリスクが高まります。一般的には低金利のカードローンほど審査難易度が上がる点には十分に注意が必要です。

    まとめ

    今回は、低金利でおすすめできるカードローンをランキング形式で紹介しました。

    低金利なカードローンといえば、まず思いつくのは「銀行カードローン」です。消費者金融と比較して上限金利が3.0%以上低いこともあり、返済額を安く抑えながら完済を目指すことができます。

    ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していません。即日でお金を手に入れるなら消費者金融を選択肢にすると良いでしょう。

    多くの消費者金融では無利息期間のサービスを提供しており、初回の利用に関しては銀行よりも返済総額を安く抑えることも可能です。

    今回紹介したおすすめの低金利カードローンの中から、ぜひご自身の好みにあった商品をご利用ください。

    総量規制とは、貸金業者が融資できる金額は利用者の年収3分の1まで、というルールのことです。

    貸金業者の利用限度額の設定がいかに大きくても、年収の3分の1までしか利用できません。たとえばアコムの利用限度額は800万円ですが、フル活用するには最低でも2,400万円の年収が必要です。

    銀行は貸金業法の対象外ですが、最近は審査の厳格化によって総量規制と同様の自主規制を設けているケースがあります。

    消費者金融と銀行のいずれを利用するにしても、総量規制のルールは覚えておきましょう。

    申し込み条件を満たしているか

    カードローンによって「申し込み条件」が異なるので、自身が各金融機関の申し込み条件に当てはまっているかを確認しましょう。

    一般的には、低金利であるほど申し込み条件が厳しくなる傾向にあります。

    ここでは一例として「消費者金融」「銀行」「ろうきん」の金利申し込み条件を比較してみましょう。

      消費者金融 銀行 ろうきん
    分類 プロミス 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 静岡ろうきん「マイプラン」
    金利 4.5~17.8% 1.8~14.6% 年4.275%~年9.275%(静岡ろうきんのケース)
    申し込み条件
    • 年齢18~74歳
    • 本人に安定した収入のあること
    • 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人
    • 保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられること
    • 原則安定した収入があること
    次の1~3のいずれかであること
    1. お勤めの方
    2. 生協(コープ・パルシステム)組合員の方
    3. パート・アルバイトの方

    • 満18歳以上65歳未満で静岡県内に在住または在勤
    • 保証機関(日本労信協)の保証が受けられる
    • 勤続1年以上、年間収入150万円以上

    あくまでも一例ですが、金利が低い「ろうきん」では消費者金融や銀行と比べて圧倒的に申し込み条件が厳しいです。

    消費者金融と銀行を比較してみても、銀行よりも消費者金融の年齢要件のほうが緩くなっています。

    カードローンに申し込みする前に、自身が申し込み条件を満たしているかは確認しておきましょう。

    即日融資に対応しているか

    低金利カードローンの種類によって、「最短どれくらいの時間で融資を受けられるか」が異なってきます。

    たとえば銀行ではどんなに早くても最短翌営業日の融資になり、最短即日融資はできません。

    即日融資を希望するなら、「消費者金融」「クレジットカード会社の一部カードローン」が選択肢になるでしょう。

    参考までに即日で利用できる可能性のあるカードローンを一覧でまとめました。すぐにでもお金を借りたい方はこの中から選ぶと良いでしょう。

    融資までの最短時間(

    アイフル 最短20分
    アコム 最短30分
    プロミス 最短3分
    レイク 最短25分
    (Webなら21時までのご契約手続き完了で)
    SMBCモビット 最短30分審査
    三井住友カード カードローン 最短5分(借りられる金額の上限は50万円まで)

    お申込の曜日や時間帯など状況によっては翌日以降になる場合があり、ご希望にそえない場合があります。

    特にスピーディなのは三井住友カード カードローンで、最短5分の即時発行に対応しています。融資額が50万円までという条件はあるものの、条件にマッチすれば業界最速クラスのスピードで借入が可能です。

    消費者金融ではプロミスが最速です。最短3分で借入まで進めることができるので、即日で融資を受けたい方には強い味方になるでしょう。こちらはカードなしのアプリ借入・返済にも対応しており、利便性の高さが魅力です。

    カードローンを低金利で完済するためのポイント

    ここからは、カードローンを利用しつつもできるだけ金利(利息)の負担を抑えて完済を目指す方法を解説していきます。

    具体的な方法には以下のようなものがあります。

    低金利にこだわるなら「銀行カードローン」を選択する

    初めての借入では上限金利が適用されることが大半であることから、比較するなら「上限金利」にするべきです。

    上限金利での比較をすると、消費者金融よりは銀行カードローンの方が低金利で利用できる傾向にあります

    ただし、銀行のなかでもPayPay銀行(年利1.59~18.0%)のように上限金利設定が消費者金融とさほど変わらない設定のカードローンもあるので注意が必要です。

    また、銀行カードローンでは以下のような点にも気をつけておく必要があります。

    • 低金利な分だけ審査が慎重に行われるので審査落ちの可能性もある
    • 在籍確認の電話連絡が原則行われるケースが多いので会社バレのリスクがゼロにはならない

    資金調達能力が高いことで低金利に設定しやすい

    銀行が低金利でカードローンを提供できている理由はさまざまですが、たとえば「経営基板が強固で安定している」ことが挙げられます。

    消費者金融と比較しても経営規模が大きく、安定した資金調達能力があることで、金利を低くしても経営に影響する心配がないと予想できます。

    専業主婦でも借り入れできる可能性はある

    銀行カードローンのメリットの1つに「専業主婦でも借入できる可能性がある」という点があります。

    これは、一部の銀行カードローンが「配偶者の年収と合算した金額の3分の1まで融資が可能」という配偶者貸付という仕組みを導入しているためです。

    一方、消費者金融では「ベルーナノーティス」などの一部を除いて配偶者貸付けの仕組みを導入していないので、本人に安定収入がないと利用することができません。

    よって、専業主婦は銀行カードローンのほうが消費者金融よりもお金を借りられる可能性が高いです。

    ただし、銀行によっては配偶者貸付の仕組みがないこともあるため、気になる銀行カードローンに配偶者貸付の仕組みがあるかどうかを確認しておく必要があります。

    また、配偶者貸付のしくみを利用する際には、当然ですが、収入がある配偶者の同意が必要です。配偶者に秘密で借りられる仕組みではないことは理解しておきましょう。

    100万円以上を借りる

    カードローンを低金利で利用するなら、100万円以上の金額を借りることを検討しましょう。

    100万円以上を借りると「利息制限法」という法律に抵触しないように金利が引き下げられ、上限でも15.0%になります。それまで金利17.8%でプロミスを利用していたとしても、15.0%に下がるので毎月の返済額が減少します。

    借入金額 利息制限法に定められた上限金利
    10万円未満 20%
    10万円~100万円未満 18%
    100万円以上 15%

    借り入れが100万円以上になった時点で自動的に年3%分の金利低減になるので、難しい手続きも必要ありません。

    無利息期間を利用する

    実質的に金利を引き下げる、または金利をゼロにする方法として、消費者金融で提供されている「無利息期間」を利用するという方法もあります。

    消費者金融の多くは初回の借り入れに関して無利息期間を適用させることができます。無利息期間内に完済することができれば、その期間内に何度借りても無利息です。

    どれくらいお得になるのか、例を示してみましょう。

    前提条件

    • 借入金額:10万円
    • 返済期間:1ヶ月
    • 金利:18.0%(実質年率)

    利息を計算する方法は「借入金額×金利(%)÷365日×日数」なので、上記の場合は「10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円になります。

    無利息期間がなければ支払うことが必要だった1,479円がゼロ円になるので、実質的に金利を引き下げるのと同じように返済額を安く抑えることが可能です。

    ただし、カードローンによって無利息期間のカウントが「初回契約日の翌日」「初回利用日の翌日」で異なる点に注意が必要です。

    初回契約日の翌日からカウントスタートの場合、借りても借りなくても無利息のカウントが進んでしまいます。

    契約してからしばらく借りずに様子を見たい方には、初回利用日の翌日からカウントが始まる「プロミス」等がおすすめです。

    別のローン商品を利用する

    金利が高いローン商品を利用している方は、今よりも低金利なローン商品に借り換えることも検討してはいかがでしょうか?

    たとえば「アコム」の上限金利18.0%を適用されている方が横浜銀行カードローンに借り換えた場合、上限金利が適用されても年間3.4%分の金利が差し引かれる計算です。

      上限金利
    アコム 18.0%
    横浜銀行 14.6%
    差し引き 3.4%

    このとき、比較するのは「今現在適用されている金利」と借り換え候補の「上限金利」です。

    たとえば横浜銀行の金利は1.5~14.6%ですが、1.5%になることを前提で借り換えのシミュレーションをしても適用されることがほぼないので意味がありません。

    初めて利用する方が適用される可能性が高いのが上限金利であるため、比較作業は上限金利でおこなってください。

    金利優遇キャンペーンを利用する

    利息額を抑える方法として「金利優遇キャンペーンを利用する」というものがあります。金利が優遇されれば通常よりも低い金利が適用され、最終的な返済総額を安く引き下げることができます。

    金利優遇キャンペーンをおこなっている代表的なカードローンがJCBカードローン「FAITH」です。

    JCBカードローン「FAITH」の特典
    期間中にキャッシング専用カード「FAITH」に入会・利用で最大2.5ヵ月分の利息をキャッシュバック!

    引用元:JCBカードローンFAITH

    過去には楽天銀行スーパーローンで上限金利が1.0%優遇されるキャンペーンを定期的に開催していたこともあります。

    このような特典があるタイミングでカードローンの利用を始めることで、お得に完済を目指せるでしょう。

    おまとめローンを利用する

    「すでに複数の借入があって毎月の返済がきつい」という事情であれば、おまとめローンを選択することもできます。

    1社にまとめることで借入金額が100万円以上になれば、前述した利息制限法の存在によって金利が引き下げられます。

    毎月の返済が1回にまとまることで、口座の残高を心配したり返済のために入金したりする回数が少なくなるので管理面でも楽になります。

    繰り上げ返済を利用する

    返済総額を引き下げる方法として、「繰り上げ返済」という方法があります。繰り上げ返済は通常の返済にプラスして返済することです。

    繰り上げ返済は全額が元本の返済にあてられるので、効率的に借入残高を減らしていくことが可能になります。

    返済総額を安くするためにも、できるかぎりこまめに繰り上げ返済をすることをおすすめします。たとえばボーナスが入金されたら全額を返済に充てると早く完済することができます。

    消費者金融の比較的高い金利でも繰り上げ返済を上手く活用することで、銀行カードローンからの借入を繰り上げ返済しないケースより返済総額を安く抑えることは十分に可能でしょう。

    絶対に返済遅れを発生させない

    金利を引き下げる方法として、貸金業者・金融機関から「優良顧客」と認めてもらう方法があります。

    カードローンの提供元は、返済遅れをしない優良な顧客が他社に流れないように囲いこみたいと思っているので、優良な実績を武器に交渉することで金利引き下げが実現する可能性もあります

    金利を引き下げてもらうことができれば返済総額が安くなるだけでなく、毎月の返済額が安くして返済遅れの可能性を抑えることにつながるでしょう。

    ただし、交渉で金利を引き下げてもらった場合、新規融資が停止になる可能性もあるので注意しましょう。「金利交渉が必要なほど返済能力が落ちている」と判断されるためです。

    今後に追加の借入ができなくなっても良い場合のみ、金利交渉をおこなうことをおすすめします。また、1回でも延滞したら金利が引き下げられることはないので、その点も注意しましょう。

    カードローン以外のローン商品も選択肢に入れてみることも検討しよう

    この記事では低金利なカードローンをメインに紹介していますが、カードローンよりも更に低金利だったり、利便性が高かったりする金融商品が提供されていることがあります。

    カードローンだけにこだわらず、ほかに低金利な金融商品を検討することも視野に入れておくことをおすすめします。

    ここではカードローン以外に借りられる金融商品として「フリーローン」「クレジットカードのキャッシング枠」を紹介します。

    フリーローン

    フリーローンは、銀行などの金融機関で取り扱う、利用使途が自由な金融商品のことです。同じく利用使途が自由なカードローンと比較すると以下のような違いがあります。

      カードローン フリーローン
    提供する会社 ・銀行
    ・消費者金融
    ・カード会社
    ・JA
    ・ろうきん など
    ・銀行
    ・中小消費者金融
    ・信販会社 など
    利用使途 自由
    ※投資用、事業用は不可
    自由
    ※投資用、事業用は不可
    利用使途の申告 不要 必要
    追加の借入 利用限度額の範囲内で可能 不可
    借入までの期間 最短即日~最短翌日も可能 最短数日~数週間
    カード発行 あり
    ※カードレスタイプも選択可能
    なし

    カードローンもフリーローンも利用目的が自由であることは変わりません。ただし、フリーローンは申込時に利用目的を申告することになります。カードローンは利用のたびに目的を申請するようなことは必要ありません。

    最大の違いは「追加の借入が可能」かどうかで、フリーローンは一度借りたあとに追加の借り入れはできません。

    その代わり、一度借りたあとは追加の借入をせずに毎月コツコツと借入残高を減らすことができます。

    クレジットカードのキャッシング枠

    クレジットカードには買い物の支払いに利用できる金額の上限を表す「ショッピング枠」以外に、現金を直接借り入れる「キャッシング枠」をつけることもできます。

    キャッシング枠がついたクレジットカードであれば、その枠の分までコンビニなどのATMから現金を引き出して使うことが可能です。

    クレジットカードにすでにキャッシング枠が設定されていれば、新たに申し込んだり審査を受けたりする必要がないので気軽にお金を借りられるでしょう。

    ただし、まだキャッシング枠が付帯していない場合には、キャッシング枠を付帯する申し込みと審査が必要です。

    キャッシング枠の審査は消費者金融カードローンと違って基本的に即日では完了しないので注意しましょう。

    低金利カードローンを利用する際の注意点

    お金を借りるサービスを利用した場合は元金に加えて利息を支払う必要があるので、可能な限り低金利のカードローンを利用したいものです。

    ただ、低金利なカードローンほど貸金業者や金融機関側のリスクが高まります。貸し倒れを防ぐために審査が慎重に行われることになるので、その点には注意が必要です。

    低金利カードローンに申し込む前に、以下の注意点を把握しておくことをおすすめします。

    JAやろうきんなど営利を目的していない団体のローンは審査が厳しい傾向にある

    あくまでも一般論ですが、ろうきんやJAといった非営利団体のカードローンは審査の難易度が高いとされています。

    理由として考えられるのは「金利が低いこと」「利用者が返済不能に陥ってお金を回収できないと構成員や組合員に迷惑がかかる」等です。

    よって、年収が低い方や他社ですでに審査落ちしている方の場合、JAやろうきんの審査に落ちることも十分に考えられます。

    ろうきんやJA以外に、審査が比較的柔軟といわれる「消費者金融」も視野に入れましょう。

    審査が比較的柔軟に行われるとされる消費者金融は金利設定がJAやろうきんよりも高いですが、初めてなら無利息期間を活用すれば返済総額を同等以下に抑えることも可能です。

    銀行カードローン等は在籍確認の電話連絡を避けられないケースも多い

    低金利のカードローンを利用する際にネックになるのは、在籍確認の電話連絡が避けられない場合があることです。

    低金利で有名なのは「銀行カードローン」ですが、ほとんどの銀行では原則として職場に在籍確認の電話連絡が行われます。

    在籍確認の電話連絡を原則行わないと明言しているのは「セブン銀行カードローン」などわずかです。

    Q.ローンサービスの審査にあたって、登録している電話番号や勤務先に電話連絡することはありますか。
    A.審査において、原則としてご登録の電話番号および勤務先へご連絡することはありません。当社が必要と判断した場合は、勤務先に在籍されていること、ご本人さまのお申込みであることを確認するため、お客さまの勤務先、携帯電話等にお電話いたします。

    引用元:セブン銀行|よくあるご質問

    基本的に、銀行カードローンを利用するときは職場に電話がかかってくると思っていた方が良いでしょう。

    職場への電話連絡を避けたいなら前述のセブン銀行カードローンか、アコムやプロミスといった大手消費者金融がおすすめです。

    大手消費者金融では原則として職場に電話をかけずに在籍確認を行います(SMBCモビットはWEB完結申し込みの選択が必須)。

    ただ、セブン銀行カードローンにしても大手消費者金融にしても、審査のなかで必要と判断されたときは職場に電話がかかることもあります。

    職場の電話連絡を確実に回避する方法はないと覚えておきましょう。

    低金利でお金を借りるなら公的融資も選択肢に

    ここまで低金利で利用できるカードローンを紹介してきましたが「もっと低金利でお金を借りたい」「カードローンは審査に落ちてしまった……」などの理由で他の対策を考えている方もいるのではないでしょうか?

    どうしてもカードローン等でお金を借りられない場合、お金を使う目的によっては公的な融資制度を候補に入れてみる方法もあります。

    ここでは代表的な公的融資制度として、以下の2つを紹介します。

    緊急小口資金

    「少額でも良いからすぐにお金が必要」という方が利用できるのが「緊急小口資金」です。

    手持ちのお金がない人に一時的な生活費を迅速に提供することを目的に作られた制度であり、申し込みから約1週間で融資を受けることも可能になっています。また、相談者の状況によってはさらにスピーディに融資を受けることも可能です。

    ・緊急小口資金については、概ね1週間以内に送金するよう努めること。

    ・なお、相談者の状況によっては、さらに迅速な対応に努めること。

    引用元:厚生労働省|生活福祉資金制度の制度概要

    解雇や休業によって収入が減って生活できなくなった方や急な体調不良で医療費や介護費をすぐに支払う必要がある方はすぐに融資を受けられる可能性があるので、万が一のために存在を覚えておくと良いでしょう。

    母子父子寡婦福祉資金

    母子父子寡婦福祉資金貸付金制度を利用することでひとり親の生活費をカバーしてもらうことができます。

    20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられます。

    引用元:男女共同参画局|母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

    本制度を含めた公的融資制度は利益を目的にしておらず、民間のローン商品と比較して審査が柔軟に行われるという特徴があります。

    子どもが独立したあとも「寡婦(過去に母子家庭で子どもを育てていた母親)」として借入することができます。加齢に伴って収入が減ったとしても、引き続き借入できるので安心でしょう。

    申し込み時点で働いていないとしても申し込みが可能なので、今現在は無職だとしても諦めずに申し込んでみましょう。

    なお、母子父子寡婦福祉資金貸付制度で借りられるお金は、以下の12種類に分けられています。

    内容 利用目的 限度額
    事業開始資金 事業開始に必要な資金 326万円
    事業継続資金 事業の継続に必要な資金 163万円
    修学資金 授業料や教科書代など 大学なら月額146,000円
    技能習得資金 親が就職に必要な技能習得のための資金 【一般】月額68,000円
    修業資金 子どもが事業を始めるのに必要な資金 月額68,000円
    就職支度資金 就職に必要な制服・スーツなどの支度金 一般では105,000円
    医療介護資金 治療や介護サービスを受けるための資金 医療では340,000円
    生活資金 生活を維持する資金 一般では月額108,000円
    住宅資金 自宅の購入や修繕費用 150万円
    転宅資金 引っ越しに必要な費用 26万円
    就学支度資金 入学に必要な入学金などのための資金 国公立高校等では160,000円※自宅外通学の場合
    結婚資金 子どもの結婚資金 310,000円

    低金利カードローンに関するよくある質問

    最後に、低金利カードローンについてよくある質問と回答をまとめたので参考になさってください。

    「低金利」の基準はどのくらい?

    カードローンの中で低金利とされるのは、一般的には「銀行カードローン」の金利が該当します。

    金利設定が「1.5~15.0%」以下であれば、十分に低金利といえるでしょう。ただ、これより高いからといって選択肢から消えるわけではありません。たとえば消費者金融では金利が「3.0~18.0%程度」と高めですが、初回の利用に限っては無利息期間を利用できます。

    無利息期間中に完済さえすれば期間中に何度借りても利息が発生しないため、うまく返済することで銀行カードローンよりも安く完済できる可能性はあります。

    低金利で借りることのメリットは?

    カードローンでお金を借りたあとに元金と一緒に支払う「利息」は金利や借入金額、借入期間によって計算できます。同じ金額を同じ期間借りるなら、金利が低いほど返済総額が安く抑えられる点がメリットです。

    ただ、低金利であるほど金融機関側は受け取れる利息が少なくなり、返済不能になった際に損失を受けるリスクが高まります。一般的には低金利のカードローンほど審査難易度が上がる点には十分に注意が必要です。

    まとめ

    今回は、低金利でおすすめできるカードローンをランキング形式で紹介しました。

    低金利なカードローンといえば、まず思いつくのは「銀行カードローン」です。消費者金融と比較して上限金利が3.0%以上低いこともあり、返済額を安く抑えながら完済を目指すことができます。

    ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していません。即日でお金を手に入れるなら消費者金融を選択肢にすると良いでしょう。

    多くの消費者金融では無利息期間のサービスを提供しており、初回の利用に関しては銀行よりも返済総額を安く抑えることも可能です。

    今回紹介したおすすめの低金利カードローンの中から、ぜひご自身の好みにあった商品をご利用ください。

    財務諸表とは?見方や読み方、種類について

    財務諸表とは?

    財務諸表は、企業の財政や経営の状態を明らかにするために作成される書類です。決算書とも呼ばれます。

    企業の状態を表す書類であることから、しばしば「企業の成績表」「企業の健康診断書」などと例えられています。

    財務諸表は、株主など企業の利害関係人が企業の状態を知るための重要な資料です。株式投資を行う投資家にとっても、財務諸表は目を通しておくべき資料となります。

    ある企業の財務諸表を閲覧したい場合、方法は主に3つあります。

    1つは、その企業のホームページに行ってIRを見ることです。IRとはInvestor Relationsの略で、投資家向けの広報という意味合いがあります。IRでは投資家向けの情報を扱っているので、財務諸表が公開されていることが多いのです。

    2つ目は、EDINETのホームページから気になる企業の財務諸表を検索するものです。EDINETとはElectronic Disclosure for Investors’ NETworkの略です。『金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム』という意味になります。上場企業の各種報告書が開示されているので、財務諸表を簡単に探すことができます。

    3つ目は四季報です。わざわざ本を購入しなくても、『四季報オンライン』というサイトで各社の決算情報を閲覧することができます。

    なお、財務諸表は単一の書類ではありません。大別すると、以下の3つの書類で形成されています。

    1. 貸借対照表
    2. 損益計算書
    3. キャッシュフロー計算書

    この3つをまとめて『財務三表』と言います。それぞれについては後の項目で別途説明します。

    財務諸表を適切に読み解くことで、企業を経営・財政の両面から理解することができます。しっかりと勉強して、財務諸表の見方を理解してください。

    貸借対照表とは

    貸借対照表は、会社の財政状態を知るための書類です。決算日における企業の「資産」「負債」「純資産」を一覧できる形になっています。バランスシートとも呼ばれ、B/Sと略されます。

    「資産」とは、簡単に言えば企業の所有する持ち物です。現金や有価証券、売掛金などの「流動資産」と、土地や建物、業務用の機械といった「固定資産」の2つから成ります。資産の項目を見ることで、会社が何をどのような形で保有しているのかを知ることができます。

    「負債」は、要するに借金です。借入金や社債、買掛金のように、将来的に返済しなければならないものを言います。負債の項目を見れば、企業の借金の額や、どのような借金をしているかが一目瞭然です。

    「純資産」は自己資本とも言われ、投資家から集めたお金や企業が達成した利益等を指します。負債のように返済する必要がなく、企業の財政の健全性を表す上で重要な項目になります。

    債権者から借り入れた「負債」と、企業が株主などから集めたお金や企業自身が稼いだ利益からなる「純資産」は、現金や土地・建物・機械などの「純資産」という形に変えられて企業の活動に投下されています。このため、資産・負債・純資産の3つには「資産=負債+純資産」という関係が成り立っています。

    貸借対照表を見れば、企業のプラスの財産とマイナスの財産が、どのような形で保有されているのが全てわかります。現金が少ない企業は一見財産が少ないように見えますが、売掛金や不動産・機械などの形で財産を持っていることがわかれば、その情報を元に投資を行うことができます。

    投資を行う上で重要な情報の1つに、企業の倒産リスクの目安となる「自己資本率」というものがあります。資産における純資産の割合のことです。

    純資産÷資産×100(%)で表されます。

    自己資本率が40%以上の企業は倒産リスクが低く、自己資本率50%以上の企業はまず倒産しないと言われています。なお、一般的な中小企業では、自己資本率の平均が10~20%程度であるとされています。

    損益計算書とは

    損益計算書は企業の『経営内容』を示す書類です。プロフィット・アンド・ロスの頭文字を取ってP/Lと略されることもあります。

    端的に言えば「一会計期間内にいくら経費を使い、いくら儲けたか」が記載されています。

    損益計算書は、主に以下の項目で構成されています。順に見ていきましょう。

    売上総利益

    商品またはサービスの売上高から売上原価を控除した額です。いわゆる粗利です。

    営業利益

    売上総利益から販売費や一般管理費を引いたものです。「本業の儲け」を示し、企業の営業活動の成果として扱われます。

    経常利益

    営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を引いて算出したものです。「その期間の儲け」を表します。企業の収益力を示す指標とされています。

    税引前当期純利益

    経常利益に、偶発的な利益や損失による収支を調整した数値です。

    偶発的な利益のことを「特別利益」、偶発的な損失のことを「特別損失」と言います。

    税引前当期純利益は、経常利益に特別利益を加え、特別損失を差し引いて導き出します。

    端的に言えば、「ある会計年度で発生した全ての利益から、同じく全ての経費を引いたもの」です。『税引前当期純利益』と読んで字のごとくの内容を表した数字と言えます。

    当期純利益

    税引前当期純利益から、税金として納める金額を控除して求めます。この数字がマイナスであれば、赤字となります。プラスであれば、その分が株主への配当などに回されます。

    損益計算書を読む場合、当期純利益のみを重視しがちですが、他の数字にも目を向けてください。

    例えば売上総利益と営業利益を比べ、差が大きいのであれば、一般管理費や販売費がかかりすぎていることがわかります。

    結果だけでなく計算の過程を追っていくことで、経費のロスなどの問題点を発見でき、経営の内容を推し量ることが可能なのです。これが、「損益計算書が経営内容を示す」という所以でもあります。

    なお、損益計算書は単一会計期間における経営成績を記載したものです。過去の年度の繰越利益や損失は、新しい年度の損益計算書に記載しません。

    キャッシュフロー計算書とは

    キャッシュフロー計算書は、現金や預金などのキャッシュの流れを読み取ることができる書類です。CFと略されます。

    主に、「営業」「投資」「財務」の3つの活動におけるキャッシュの流れが記載されています。順に見ていきましょう。

    1.営業キャッシュフロー

    本業を行ったときに、手元のキャッシュがいくら増減したかを示す項目です。仕入れや売上等でどれだけ現金や預金が動いたかをわかるようにします。

    営業キャッシュフローがプラスであれば、本業がうまくいっているとみなされます。反対にマイナスであれば、本業が傾いて辛い状況ということになります。マイナスが続く企業は倒産リスクが高まっていると判断してください。

    2.投資キャッシュフロー

    工場や機械といった固定資産や株・債券などの流動資産の購入と売却の際にはキャッシュが動きます。この時のキャッシュの流れを示すのが投資キャッシュフローです。

    工場や機械の購入は設備投資と言われます。営業活動には一般的に設備投資が必要です。優良企業は定期的に適正な設備投資を行うため、投資キャッシュフローがマイナスになるケースが多くなります。

    一方、投資キャッシュフローがプラスの場合は、企業が株・債券・設備などを売却分が投資額より多いと言えます。現金が増えるため一見良いように思えますが、設備が売却されて減った場合は事業縮小などの兆候かもしれません。そうでなくても後々の営業に支障が出る可能性があるため、他の指標と合わせた分析が大切になります。

    3.財務キャッシュフロー

    資金調達にまつわる現金の流れを表すのが財務キャッシュフローです。資金調達、不足した現金や預金をどのように補ったのかがわかるようになっています。また、調達した資金は利息を付けて返済しなければならないこともあり、返済についても財務キャッシュフローに示します。

    例えば、社債の発行や借入金によって資金を調達すれば財務キャッシュフローはプラスです。反対に借入金の返済や株主に配当を支払うとマイナスになります。

    一般に優良と言われる企業は、借入金を順調に返済していたり株主にしっかりと配当を行っていたりするため、財務キャッシュフローがマイナスになることが多くなります。ただ、経営が苦しいのに金融機関からの督促にやむなく応じて仕方なく返済を行っている企業でも、財務キャッシュフローがマイナスになってしまうので注意してください。

    キャッシュフローがプラスの企業は、設備投資を積極的に行うための資金調達が多いと考えられます。成長期である可能性があるので、成長を見越して投資をするのも一案かもしれません。ただし、何か別の事情でとにかく現金を調達しなければならない事態に陥っている可能性もあります。こういった部分はほかの指標から読み取ってください。

    3種類のキャッシュフローを見ることで、「本業の順調さ」「設備等投資への積極性」「資金の調達具合」などがわかります。投資の上で非常に参考になる情報なので、確認を怠らないようにしてください。

    なお、キャッシュフローの項目には他にも「現金同等物」があります。これは現金や預金など、現金と同一視される資産の増減を示しています。前期より増えていればお金の流れが順調で、良好な経営状態と判断できます。

    決算短信とは

    投資の重要な判断材料の1つに、「有価証券報告書」があります。しかしこの資料は決算から3か月以上経過した後に公表されるパターンがほとんどです。

    決算から情報公開までのスパンを短くするために、決算から1~2ヶ月を目安として速報的な意味合いで公表されるのが「決算短信」です。

    企業の決算発表の内容をまとめた資料であり、証券取引所・各種メディア・企業のホームページなどで公開されます。正式な決算の発表ではありませんが、投資の際の参考資料として価値が高いものです。

    経営業績・自己資本比率・配当金・業績予想などが一目でわかるのが特徴で、ざっくりと企業の状態を知ることができます。

    3月に決算を行う企業が多いため、決算短信は4月から5月にかけて数多く公開されます。決算短信を見た投資家は他の投資家に先んじて利益を得ようと積極的に活動を始めます。そのため、4月から5月の間は株価の動きが活発になります。